Campagnolo SUPER RECORD シートポスト1本締め

以前、このブログで、

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シートポストは2本締めがよかばい、というようなことを書きました。

ただ、カンパのスーパーレコードで完成車を組もうとしたとき、
入手しやすいのは77年?以降の1本締めの物ですね。

1本締めの、と、ひと言で言っても、
地味なマイナーチェンジをしながら、かなり長期間作り続けられていました。
私も全てのバリエーションをバリエーションを把握しているわけではありませんが、
手元にあるもので、いくつかご紹介したいと思います。

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このコは比較的古い、たぶん78年頃の物だと思います。
もはや普遍性すら感じられる、いいデザインです。

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で、このコは80年代前半の物でしょう。
初期型と比べると、
・ミゾが短い
・ポスト上部のネックの部分の形状や仕上げが違う
・ヤグラのクランプ部の仕上げが違う
・締め付けボルトの頭の厚みが薄くなった
など、微妙な違いがあります。

80年代後半、いわゆるCレコ期になると、

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ポスト部上半分が扁平、つまりエアロタイプになります。
締め付けボルトがアーレンキー式になってはいますが、
ヤグラ部分はほとんど変更がありません。

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で、このコは、おそらく95年型のレコード。
Cレコ期が終わると、ポスト部は真円タイプに「先祖帰り」します。
でも、ヤグラとポストの間のネックの部分も全部ツルツル仕上げになるなど、
昔とは違う特徴も見られます。

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78年のと、95年のと、ツーショット。
まぁ、変わりばえの無いことったら。^^
そこがいいところなんですが。

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ヤグラ部分の設計はとてもシンプル。
ギザギザも無いので角度は無段階調節が可能です。
実はこれが結構重要なポイントだったりします。

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絶妙な嵌合。
ピッタリ密着するためか、緩むような不具合も聞きません。
長期間にわたり設計が変わらなかったのは、カンパさんがサボったわけではなく、
完成度が高かったから、という事だと思います。

でも、その後、99年のカンパのカタログでは、
ついにシートポスト自体が姿を消しちゃうんですよね。さみしい事に。
初期型の復刻版を作ってくれないかなー。

それはともかく、シートポストに
フレームのブランド名やロゴの刻印があると、ぐっとビンテージ感が出ますね。

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ただ、初めからミゾが彫られているので、刻印デザインの自由度が低いかな。
PINARELLO“の文字がちょっと窮屈そう。

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Cレコ期のエアロポストだと、こんな感じの刻印に。
CHESINI です。
(隣に置いてあった赤いロッシンが映り込んでキレイです)

シートポストでこれだけ楽しめるのは、
いまやビンテージバイクやスチールフレームの特権かもしれません。
大いに楽しみましょうや。

では

PINARELLO MONTELLO ピナレロ完成!

お待たせしましたー!
80年代のビンテージ・ピナレロ、PINARELLO MONTELLO は、
完成車になって販売開始です!

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パーツは鉄板、カンパニョーロ・スーパーレコード。

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全部オーバーホール済みです。
下ごしらえがしっかり出来ていれば、おいしい料理になるのは間違いなし。^^

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刻印シートピラーと、肉抜きシフトレバーで雰囲気アップ!

サイズはシートが約535mm、トップが約540mm(共にC-C)。
ちなみにペダル無しでの重量は、実測約9.0kgと軽量です。

これをカッコイイと言わずして、何をか言わんや。^^

詳細は商品ページをご覧ください。

Campagnolo アルミ製ボルトのリアディレーラー

ストックしているパーツの中に、
ちょっと珍しい物が混ざっていましたのでご紹介します。

カンパニョーロ NUOVO SUPER RECORD のリアディレーラーと言えば、
通常、ピボットボルトとテンションボルトはチタン製なのがウリなのですが、

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このコには、アルミ製のボルトが付いています。
もちろんカンパ純正のボルトです。

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左がチタンボルト付き、右がアルミボルト付き。共に PATENT-78。
意識してないと気がつかないです。

ボルト単体だと分かりやすいかな。

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チタン製

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アルミ製
重要な寸法は同じでしたので、互換性はありそうです。

重量を量ってみました。

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アルミ製の方が7gほど軽いです。
この程度なら、チタンの強度や耐久性での優位性が勝ると思うのですが、
なにゆえわざわざアルミボルトのモデルを作ったのか?
ちょっと不思議ですね。

未検証の情報ですが、
チタン素材の入手(ソ連からの輸入?)が困難な時期があり、
一時的にアルミボルトのモデルが作られた、とか??

製造コストはやはりチタンのほうが高いでしょうが、
チタンモデルとアルミモデルは同じ値段だったのかな?
など、気になったりしますが、当時の情報が少なくて不明です。

それより、いまや希少性の方が重要かな。
でも、どのくらいの数が作られたのかも、作られた期間も分かりません。^^;

ちなみに、アルミボルトのリアディレーラーと言えば、

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このコもそうです。サンツアー・シュパーブプロ初期型。
ノーマルモデルは鉄製ボルトなので、こちらは軽量化のためのアルミ採用です。

では

★PINARELLO MONTELLO 1980s ピナレロ入荷!

ピナレロ PINARELLO のビンテージフレームが入荷しました!

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ご存知の通り、ピナレロは現在でも第一線を走るイタリアの名門ロードバイクメーカー。
そしてこの MONTELLO は1980年代のハイエンドモデルです。

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サイズはシートチューブが約535mm、トップチューブが約540mm(共にC-C)。
チューブはコロンバス SLX です。

色は、真っ赤ではなくて、朱色に近いかも。
鮮やかだけど深みもある、当時のピナレロの代表色です。

なお、このコは、
カンパニョーロ・スーパーレコードをメインに完成車にして販売する予定です。
もうしばらくお待ちください。
さしあたって、こちらにフレーム単体での写真をたくさん掲載します。
どうぞご覧ください。

では

ドロップバーの「世代間のミゾ」を埋めるには

ご存知の方も多いと思いますが、
70年代までは、ブレーキレバーと言えば、

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レバーの上部からブレーキワイヤーを出すものが一般的でした。
ワイヤー交換等のメンテナンス性もよく、個人的にはなんの不満も無いのですが、
80年代になると、

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ワイヤーをハンドルバーに沿わせる「エアロタイプ」と称するレバーが普及します。
ハンドルの上部がモッコリしますね。
ブレーキワイヤーをドロップハンドルにスムーズに沿わせるために、

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当初はこんな「ムカデ」みたいな^^物を使ったりしましたが、

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やがて、バーにそれ用の「ミゾ」が付けられるようになります。
これでモッコリ感が多少は改善されました。

ただ、このミゾ付きの「エアロ対応ドロップバー」と、
ワイヤー上出しの「エアロ非対応ブレーキレバー」を組み合わせてしまうと、
なんだか気持ち悪い。
バーテープを巻いていても、ミゾの部分に「空洞」ができてしまうからですね。

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特に、私の好みの薄手のバーテープを使う場合には気になりやすいです。

なので、できれば、
ハンドルバーとブレーキレバーは、その辺の事も考慮して組み合わせたいものです。

ただ、諸般の事情により、そうもいかない場合もありますね。
先日、紅白のボッテキアを組む時の話です。

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ブレーキレバーは、非エアロのカンパ VICTORY ですが、
ハンドルバーはエルゴパワー対応品なので、
ご丁寧にもブレーキ用とシフト用の2本のミゾがあります。

で、どうしたかというと、

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電線を使ってミゾを埋めました。
太さや長さは現物合わせ。
太さがだいたい合っていれば、何用の電線でもかまいませんが、
もし、オーディオ好きな方であれば、
1mでウン万円もするような「超高級オーディオケーブル」を使うのも、また一興です。^^;
電線以外にも、サッシの網戸を張るのに使うゴムとか、使えそうな物はいろいろ有りますね。

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バーのミゾに両面テープで電線を貼ります。

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あとは普通にバーテープを巻けば出来上がり。
見た目も、握り心地もいい感じになりました。^^

以上、こまけぇ話でした。

では