Campagnolo SYNCRO インデックス・シフトレバー

今回のネタは、
カンパニョーロのインデックス機構付きのシフトレバー SYNCRO です。

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シマノが  SIS(Simano Index System)を7400 DURA-ACE で採用したのが1984年。
そこから2年ほど遅れて登場したのが、SYNCRO です。
リア側(右側)のレバー内部にラチェット式の位置決め機構を入れる点や、
フリクションモードに切り替えて使う事もできる点も、シマノ SIS と考え方は同じです。

この初期型で特徴的なのは、
インデックス/フリクションのモード切り替えの為に「親子レバー」になっている事ですね。

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子レバーがこの位置でフリクションモードになります。
ただ、この状態だと、変速操作をする時に子レバーが少々ジャマくさいかもしれません。
でも、まぁ、面白いですよね。発想も、デザインも。

また、「ビックリぽん」なのは、

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この部品点数の多さです。
右側レバーだけですよ、これ。
組み付けも少々複雑なので、バラす時によく覚えておかないと、元に戻せなくなります。^^;

で、お次は2世代目の SYNCRO Ⅱ です。

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88年ころのモノです。
「子レバー」がなくなり、ローレットになっています。
このローレット部を外側に引っ張ってひねると、フリクションモードになります。

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内部の機構は大きく変更されています。
ローレットの部分がユニット化されて、取り付けはぐっと簡単になっています。
初期型のややこしさはさすがに問題だったか。
変速操作時のフィーリングも「カキンカキン」と、小気味よくなりました。

ちなみに、上記の SYNCRO/SYNCRO Ⅱ は、いわゆるCレコ期の製品ですが、
RECORD や CHORUS などの特定のグループセットには属しません。

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赤、青、黄など色分けされたラチェット・ギアが数種類用意され、
(これらを Olympic Rings と呼んだりするようです)
交換する事で、各グループの変速機や、6速/7速、他社のフリーとの組み合わせにも
多様に対応できるようになっています。

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ちょっとわかりにくいですが、組み合わせ表がカタログに記載されています。
なお、手元にある SYNCRO Ⅱ には

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青色のラチェット・ギアが付属しており、
RECORD,VICTORYなどのリアメカと7速フリーの組み合わせに対応しています。
ギザギザの谷の数でギアの段数、谷の間隔でワイヤの引き量が決まります。

そして、お次は91年ころの8速に対応した SYNCRO です。

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SYNCRO Ⅱ の次は SYNCRO Ⅲ かと思いきや、なぜか品名は単に SYNCRO となっています。
インデックス機構自体は SYNCRO Ⅱ とほぼ同じで、
8速用のラチェット・ギアが初めから装着されています。

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ぱっと見の外観も SYNCRO Ⅱ からほとんど変わりませんが、
多段化に対応するために糸巻きの径が大きくなっており、
また、その糸巻きリングがレバー本体から分離しています(写真右)。
糸巻きリングとレバー本体の間の摩擦は低く、滑車のようにスルスル滑るため、
フリクションモードは実質的に機能しません。ちょっと残念かな。

なお、古いグリスがキャラメル状になっていたので、分解掃除しました。

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バラして洗浄したところ。

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ラチェットのスプリング2個は穴にはめるだけ。ピンセットが必要です。

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ラチェットギヤの挿入はちょっとコツがあって、
マイナスドライバなどでスプリングを外方向へ押さえながらギヤを押込みます。

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新しいグリスを追加して、内部のブッシュをはめて、出来上がり。

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左側(フロント側)レバーは古式ゆかしいフリクション式です。

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赤白のBOTTECCHIA にも同じ物を使いましたが、
アテナの8速スプロケットとRD、シマノの8速用チェーンとの組合わせで、
調子よく動いていましたよ。

では。

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