EVEREST G.Caimi Castano ボスフリー

いきなり、バラバラになった状態で登場するボスフリー。


当初、ブログのネタにするつもりがなかったので
ちゃんと写真を撮ってなかった ^^;


EVEREST G.Caimi Castano 70年代イタリア製。
まずまずの使用感、金ピカ ORO はすっかり退色していますが、
オーバーホールして、まだまだ長生きしてもらいます。

EVEREST はフリーホイールやチェーンの専門メーカーで、
高級車によく使われていました。


スプロケットは全てねじ込み式
この6段モデルだとトップ側から4段までは正ネジ、
ロー側の2段は逆ネジでハブフランジ側からねじ込みます。

写真のように4段目のスプロケットがボスに残っている理由は、
これを押さえに使って逆ネジのロー側2枚を外すから。
4段目を外したい場合、ロー側の5段目ギヤを入れて押さえにします。
ちょっと説明が難しい ^^;

こういう全段ネジ式は旧い REGINA EXTRA なども同じ。
70年代以前に設計されたボスフリーではよくある作りです。


ネジ式スプロケッットは固く締まっていて取り外すのは力仕事
これに比べりゃ現代のカセット式なんて極楽です。

ちなみに、ハブからこのEVERESTフリーを取り外すには


REGINA の2爪用の工具が使えます。
でもこれもやっぱり力仕事

ところで、
内側ボスには、猫のヒゲみたいなのが2本生えています。


これはラチェット機構のツメをはね上げるバネ。
板バネやコイルバネを使うモデルもありますね。



こんな感じで、


外側ボスの歯車にツメを押し当てる役目を果たします。

ボールを新品に交換、カップとコーンの当たり面も少し整えてから
最小限のグリスを使って組み直し。

当店では仕上げに


粘度の高いギヤオイルのお風呂に浸けて、中でグリグリ。
オイルが内部に行き渡って、組み立て時のグリスも流れます。

浸み出してくる余分なオイルを拭き取って、
スプロケットを順番に締め込んだら完成です。


見栄えはちょいと渋いけれど、スムーズな動きが復活しました。
16〜26T という歯数は Eroica JAPAN の草津コース向きかも。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です