今回は商品についてではありません。あしからず。
突然ですが、
今日はアポロ11号の月面着陸からちょうど50年だそうです。
私もリアルタイムで中継を見た記憶がありますね。
この調子なら、
21世紀になる頃には誰でも月旅行ができるんじゃないか
自動車なんて透明チューブの中を飛んでるに違いない
なんて、
当時の少年はワクワクしたもんですが
…現実は、たいしたことなかったですねぇ ^^;
自転車もしかり。
ロードレーサーに乗り始めてから40数年経ちますが、
フレームがカーボン製になって、後のギヤが倍以上に増えたけれども
基本的なことは笑っちゃうほど変わってない。
私にとっては実にありがたいことです ^^
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さて、
私の私物のなかでも最長老のケルビム CHERUBIM R2。
78年頃に中古で入手した物なので、
フレームの製造はアポロ計画が終了した75年頃ではないでしょうか。
買い物や散歩用として余生を送っていましたが、
そろそろ何度目かのオーバーホールが必要となり、
現在ドック入り、バラバラ状態。
フレームは
遠目ではまあまあな感じだけど、
傷だらけサビだらけ、塗装も退色して満身創痍。
「あまりアップで撮らんでくれっ」
と本人も申しております ^^;
フレームはもちろんケルビム創業者で先代の今野仁氏の作。
二代目が継がれた現在のケルビムはおしゃれで豪華な印象ですが、
70年代のは(試作車や特注車は別として)
どちらかと言えば、いい意味でシンプル、実用本位な印象でした。
比較的リーズナブルな予算で、
ケルビム製フレームでセミオーダーができた記憶があります。
ウチの長老もそのセミオーダー用「吊るしフレーム」のはず。
凝った工作は無く、ラグの肉抜きも無く、ヤスリ仕上げも普通レベル。
BB接合部のチューブはすぱっと輪切り。
ロウ材が少し足りてないんじゃないかってのも発見 ^^;
ぶっちゃけ、
そんなに手間をかけて作られたものには見えませんが、
そこはお値段との兼ね合いもあるでしょう。
せっかくバラしているので裸体で重量を測ってみます。
フレーム本体は2035gと十分軽いですね。石渡022だと思います。
フォークも637gと軽いですが、チューブ銘柄は不明です。
フォークはケルビム製ですが、81年頃に交換したものです。
フレームに付属していたオリジナルのフォークは、
細いブレードで乗り心地はよかったけれど、少しヤワかったんです。
さて、ドック入りしたのはいいけれど、
パーツも含めて手当すべき点は多く、復帰には時間がかかりそうです。
ま、私物なので、急ぐこともないのだけど。
ちなみに、
77年に打ち上げられたボイジャー1号2号は
いまでも恒星間空間を元気に飛んでるらしいです。
たいしたもんだ。