TOMMASINI 健康と美貌の秘訣(2)

銀色トマジーニのメンテナンス、続きです。

パーツのオーバーホールは完了。






どれもまだまだぜんぜん美品です。
ホイールは振れとスポークテンションを確認し微調整。
BB、ヘッド、ハブ、ペダルもスムーズで爽やかな回転に。

フレームも汚れを落として艶出ししました。
チューブ内部にも長期防錆オイルを注入。




あまりに綺麗なので商品みたいにグラビア撮影 ^^
映画「マレーナ」の頃のモニカ・ベルッチ級の美女です。
(これ、最上級の賛辞)
こういうのは、なかなか「もう一台」は見つからない…。

フレームにパーツを組み付けて、
チェーン、ワイヤー、ブレーキパッド、ブレーキレバーフード
バーテープは新品に交換しました。
以上でデトックスエステティック完了です!



う〜ん、艶っぽいですなぁ。
コンクール準ミス受賞時の美貌はまったく衰えていませんよ。

ルックスだけじゃなく、
もちろん各部の動作もシャッキリ&スムーズ。
これからも楽しく、バリバリ乗っていただけるでしょう。

オーナーさんがお迎えに来られました。


今年のエロイカ・ジャパンにはこのコで参加するとのことです。
頑張ってください!

RAULER Special 完成しました!

大変お待たせしました!
RAULER ラウラーが完成しました!






眩しいほどのべっぴんさん!
個性的かつ渋いオレンジメタのカラーも魅力的ですね。

メインのパーツは Campagnolo Nuovo RECORD
時代の雰囲気にこだわって、
70年代のパーツを多く使ってまとめました。

こちらの商品ページに完成車の写真をたくさん追加しました。
ぜひご覧ください。

TOMMASINI 健康と美貌の秘訣(1)

この、超べっぴんさんの TOMMASINI トマジーニ




2年ほど前に当店からお嫁に行き
その年の L’英雄現在のエロイカ・ジャパン)の
ヴィンテージバイクコンクールで準優勝!
という輝かしい経歴の持ち主です。

ついつい「床の間バイク」にしてしまいそうな美貌ですが、
オーナーさんはライドイベントなどにも積極的に参加され
このコでかなりの距離を走っています。
それでも十分キレイな状態を保っていて、
大切にされていることがよくわかりますね。

こうやってたくさん乗って可愛がってもらえると、
私も最高に嬉しいですよ ^^

で、今回は、全面的なメンテナンスのご依頼
ほぼほぼフルオーバーホールして、
この先もますます楽しんでもらえるように仕上げていきます。


早速、パーツをフレームから下ろしました。
もともと当店で組んだものなので、素性の良さは間違いなし ^^
おかえりなさーい、という気分です。

ともかく、
いつものようにネジの一本までバラして徹底的に洗浄。




内部の汚れもスッキリ落とす、いわばデトックスです。
ここまですることで、細かい不具合などが無いかまで確認できます。
洗ったあとは、長期防錆オイルや潤滑オイルを施します。


ベアリングやギヤ類の摩耗も少なく、特別な手当は必要ありません。
よしよし。
適切なメンテを続けていれば、オールドカンパはとても長持ちですね。
メンテナンスしながら永く使用されることを前提に作られているのも
オールドカンパの美点でもあります。

さて、続きは近日。

S.PATELLI 嫁入り支度でワクワク

凝った作りが魅力の S.PATELLI パテッリのフレームは



めでたく嫁ぎ先が決まりました。
かなりのレアものなので、もう次は見つからないかもしれません。

お婿さんは、
以前、当店から MONTAGNER をご購入いただいたリピーター様。


MONTAGNER
も相当に希少物件でしたが、
この S.PATELLI にまたピクッとしちゃったそうで ^^

メジャーブランドのバイクももちろんいいのですけど、
他の人が乗っていないもの
っていうのも魅力的ですよねぇ。
私も好きなんです、そういうの ^^

このあと、完成車に仕立てるお手伝いをします。
パーツ構成はお婿さんと相談中です。
どんなバイクにするのかで悩んでる時は至福の時ですよね。
存分に楽しみましょう ^^

RAULER Special パーツ集結

完成車準備中の RAULER のパーツが揃いました。


ストックの中から、似合いそうなパーツをチョイス。
オールドカンパ Nuovo RECORD を中心にまとめます。


クランクにはオシャレな彩色。76年製。




リアディレーラーは “PATENT-77” 77年製。
フロントディレーラーも70年代の穴なしタイプです。



ブレーキは70年代のクイック平レバーのロングアーチ品。
ブレーキパッドはカンパ純正の新品です。



フレームのヘッドラグとフォークがめっきなので、
ヘッドパーツもめっきの Nuovo RECORD キラキラで統一します。


ハブは70年代の平クイックレバー。


シートポストは70年代 Super RECORD 溝付き2本締め。

全てオーバーホール済みの美品揃いです。

カンパ以外もコンディションの良いビンテージ。


ステムとハンドルバーが 3ttt


リムはポリッシュした MAVIC Special Sport  でキラキラを増量。
DTSwiss の新品スポークでホイールを組みます。


ボスフリーは RGINA SYNCHRO 90 
14〜24T の多少の登りならがんばれる^^歯数です。

素晴らしいパーツが揃いました。
こりゃぁそうとうイイ感じに仕上がるでしょう ^^
完成までもうしばらくお待ちください。

★新着 RAULER 1970s コルナゴのDNA

先日チラ見せしました RAULER ラウラーのフレームです。


RAULER
70年代に Raul & Reclus Gozzi ゴッズィ兄弟によって創立。
COLNAGO の契約ビルダーとして、
COLNAGOフレームの製作にも深く関わっています。
また、COLNAGO Arabesque のあの複雑なカットのラグは、
元々は RAULER が始めたものだと言われています。

さて、このコは78年頃のもの。





美しいフレームですねぇ。
同じ時代の COLNAGO SUPER と比べてみると







まーそっくり。ほぼ同じ作り。
DNA鑑定するまでもなく、かなり近い親族です。

もちろん COLNAGO よりも RAULER の方が圧倒的に希少で、
しかも、こんなに綺麗なものはなかなか無い。
これはコルナゴファンは押さえておかないと!^^

サイズは
シートチューブが約550mm(c-c)
トップチューブが約540mm(c-c)

こちらの商品ページでさらに詳細な説明と写真を掲載しています。
ぜひご覧ください!

★新着チラ見せ なんの葉っぱでしょう?

恒例の?ブランド当てクイズです。



クローバーでもスペードでもない。
どうやらツタの葉がモチーフらしい。

“R” で始まるブランド名です。
ビンテージバイクの書籍で紹介されたことがあるので、
「名前は知っている」という方はいらっしゃるかと思いますが、
実物は見たことがない方が多いでしょう。
COLNAGO とかなり縁の深いブランドです。

C.B.T Italia, PATELLI に続き、
今回もかなりのレア物、マニアック路線です ^^

詳細は近日公開します。

NISHIKI ニシキのマウンテンにサンツアー

いつもと違う趣のこれ。


カワムラサイクル NISHIKI
のマウンテンバイクで、
30年ほど前の物です。
クロモリフレームの前後サス無し。懐かしいですねぇ。


おじさんは NISHIKI と聞いただけでノスタルジー。


かつてはランドナーからスポルティーフ、ロードまで揃えた
人気ブランドでしたね。(写真は昭和52年の広告)
現在のカワムラサイクルは車椅子などを製造していますよ。

さて、
冒頭のマウンテンバイクは当店の商品ではありません。
ヤフオクに「箱入り未使用車」として出品されていたそうで、
落札された方から「組み立ててください」とのご依頼。
当初、
新車を販売している普通のショップに依頼しようとしたら
「歓迎されなかった」
そうで、
普通じゃない当店 ^^; へ持ち込んで来られたのでした。

箱入り未使用車なら
メーカー出荷時で8割くらい組み立て済みなので、
通常なら「チョチョイ」なはずなのですが、
さすがに30年も放っておかれたものは、
いろんな部分の油がカピカピに固まっていて ^^;
まともに動くようになるまでには結構手間がかかりました。
なぜかネジの欠品などもあったし。

ま、普通のショップなら、嫌がるかな ^^;

せっかくなので観察を。
メインのパーツはサンツアー XCD-6000 です。




マウンテンバイク用パーツには詳しくないのですが、
いかにもサンツアー、な感じがいいです。
アキュシフト(インデックス変速)はもちろんバッチリ決まります。


リアブレーキはアーチワイヤーの無い、
見慣れない構造のセンタープル方式。これも XCD-6000
個人的には、カンティレバーの方が扱いやすくて風情もあるのに
とか思っちゃう。ジジイだからね。


ハブはサンシン製、非シマノ連合のパーツ構成です。
リヤのエンド幅は126mmの6段ボスフリーってのは
当時のロードと同じです。

その他、ペダルは、ハンドルは、とこれまた懐かしい顔ぶれ ^^

オーナーさんはお若いのに


「新しいものより古いものに興味がいっちゃう
んだそう。
マウンテンもいいですが、次はロードレーサーはどうでしょう?
できれば、


こちらのディープな世界へ、イラッシャイマセ ^^

★新着 S.PATELLI 1980s フレームセット

日本では滅多にお目かかることのない
希少な PATELLI パテッリのフレームが入荷しました。

PATELLI はイタリア・ボローニャのハイエンドバイク専門メーカーで、
Patelli 三兄弟によって1940年代に創業されました。
日本では「知る人ぞ知る」ですが、
イタリアのアマチュアチャンピオンを数多く獲得しています。

このコは80年代後半の物。









凝ったカットアウトを持つラグをはじめ、
隅々まで丁寧に仕上げられた美しいフレームです。
マスタービルダーは創業者兄弟の三男 Luigi ルイージ、名工です。


S.PATELLI” の最初の “S” は、
自身が53年のイタリアアマチュアチャンピオンでもある
次男 Sergio セルジオの頭文字。
おそらく特別仕様車で、
通常の “PATELLI” 表記のフレームよりもずっと数が少ないです。

サイズは
シートチューブが約520mm(c-c
トップチューブが約530mm(c-c)

チューブは
BB周辺のチューブ内側にも補強リブが追加された
人気も実績も抜群のコロンバスSLXです。

こちらの商品ページでさらに詳細な説明と写真を掲載しています。
ぜひご覧ください!

Campagnolo VICTORY CRONO チューブラーリム

今回はチューブラーリムのご紹介。






Campagnolo VICTORY CRONO

1984〜86年頃のカンパニョーロ製チューブラーリムです。
希少な箱付き未使用品。
色はよくあるグレーではなくて、ちょっとブロンズなのがイイですね。
作りはオーソドックスなものです。

Cレコ期以降、カンパはリムの製造販売を始めます。
これはその最初期のもの。
当初はグループコンポに合わせて、


RECORDVICTORY の2シリーズを発売。
まだラインナップは少なくて、
完組ホイールなんてもちろんありません。

VICTORY には STRADACRONO の2モデルあり、
CRONO の方がちょっと軽い仕様です。

で、実測してみると、


395g (32H)。


当時(今も)人気の MAVIC GP4 約404g (32H)よりも、ちょい軽。
もっと軽いリムにも憧れますが、
オールラウンドに使うホイールとしては
このくらいの物が耐久性とのバランスが良いと思います。

リムの重量については、
カタログに記載されているとそれを信用しがちですが、
実測してみると「もっと重いじゃん」ということがよくあります。
個体差(バラつき)も結構ありますね。特に古いものは。

さて、
お客様のご依頼で、この VICTORY リムでホイールを組みます。


ハブは80年代 Campagnolo RECORD


フリーはお客様持ち込み品の REGINA SYNCHRO 6s。
14〜26Tという当時としてはワイドレンジです。
このお客様は EROICA Japan に毎回参加されている方で、
今年から開催地が群馬県の草津に変わりタフな山岳コースになるため、
これはその対策ホイールとのこと。
なるほど、26Tが欲しくなりますよね。

Campagnolo RECORD ナメクジ進化論

古いカンパニョーロ・レコードのフロントディレーラー。


このプレートの形状から
ナメクジ」という愛称?が付いていることは
ご存知の方も多いと思います。

パンタグラフ式のナメクジちゃんは1960年頃から作られ、
基本設計をほとんど変えずに80年代前半まで作り続けられます。
その間、細かい仕様変更は何度もありましたが、
そのうちのいくつか、古い順にご紹介します。

残念ながら60年代の最も古いタイプは手元になくて、
冒頭の写真のは72〜77年頃の


本体のピボット受け部分が丸く出っ張った形になってからのもの。
通称「デベソ」と呼ばれるタイプです。
にしても、デベソのナメクジってひどいネーミング ^^;

77年頃以降は、


前プレートの先端にクボミというかフチが付くようになります。


これを「エクボ」と言う人もいますね。

この後、前プレートのロゴが「地球」から「」に変わり、
さらに前プレートに穴が開くようになります。


これは78年頃のもので、前プレートに穴が4つあります。
でもちょっとやりすぎたと思ったのか?


80年代には穴は3つになります。


Super RECORD
 も誕生しますが、
違いはパンタアームが黒くなっただけで性能差はありません。

その後、前プレートのロゴマークに「盾型の囲み」が付いて、
それが最終型だと思います。

84年に発表された C-RECORD では


プレートの穴はなくなり、エクボもなくなり、
ナメクジへ回帰したとも言えなくはない?

では、恒例の?親族で集合写真です。



あ、なんか生き物っぽく見えてきた ^^;