Campagnolo VICTORY シートポスト・ヘッド・BB

80年代のカンパニョーロ・ヴィクトリーの最終回。
シートポスト、ヘッドパーツ、BBについてです。

まずはシートポスト。


VICTORYエアロ形状、アーレンキーでの一本締め
Cレコ期らしいスムーズな造形です。


GRAN SPORT/Nuovo RECORD は古風な二本締めでしたから、
大きな変化ですね。
二本締めタイプは、使い方はちょっと面倒だけれど、
しっかり締め込めて角度は無段調整。
なによりあのカタチが好きなので、無くなったのは少し残念。

エアロ形状だとサドルを下げられずに困ることもあるので、
一本締めでも非エアロタイプのが欲しかったところです。

お次はヘッドパーツ。


スチール製のまぶしいクロームめっき。
ベアリングのボールはΦ3/16″のリテーナー付き。
GRAN SPORT はΦ5/32″のバラ玉でした)



左は Nuovo RECORD、右は VICTORY
見た目も中身も Nuovo RECORD の後継モデルと言えます。
スタックハイトもほとんど変わらないので、
Nuovo RECORD の代替品としても使うのにもいいでしょう。
クラシックなスタイルを残してくれたのは、ありがたいことです。

最後はボトムブラケット。


従来通りのスクエアテーパーとカップ&コーンですが、
軸長が短くなっています。
フロントダブル用の軸で、


Nuovo/Super RECORD, GRAN SPORTは 113mmか115.4mm
C-RECORD, VICTORY では109mmになりますので、
クランクとBBの組み合わせにはご注意を。

====
さて、
5回に渡って VICTORY のネタで引っ張ってきました ^^;
が、これで一応完結です。
ハブとペダルについては手元にないので、また次の機会にでも。

80年代半ば、C-RECORD でデザインが一新しましたが、
VICTORY はやや保守的というか、
オールドカンパのスタイルを残している部分も多々あり、
安心感のようなものがあるなぁ、とあらためて思いましたね。
完成車を仕立てる際になるべくまとめて使いたいと思います。

Campagnolo VICTORY ブレーキ

引き続き、80年代カンパニョーロ・ヴィクトリー。
今回はブレーキ関係についてご紹介します。

まずはキャリパー。


伝統的なシングルピボット・サイドプルです。
美しいですね ^^

新旧見比べてみると、


左は GRAN SPORT、右は VICTORY
さほど変わり映えしないようで…


VICTORY
“Campagnolo”ロゴが筆記体になり、
アーチの断面も変更されています。
アルマイト処理で表面仕上げも滑らかに。
ピボットの袋ナットが円錐形に。
アジャスターにも白いゴムリングがつきました。
クイックレバーにもクロームめっき。

性能自体には差は無いでしょうが、
品質感は RECORD と同等並みにぐっとアップしたと思います。

大きな改善が見られるのはシュー。


左のGRAN SPORT のシューはパッド(ゴム)が差し替えられず、
(加工してパッドを交換することは可能ですが)
コストダウンがはっきりしていたところでした。

一方、右の VICTORY は上位の RECORD と同様に
パッドが交換可能で、タイヤガイド付き、クロームめっきに。
これはユーザーからの要望に応えた点だと思います。

VICTORY オリジナルのブレーキパッドは写真の黄土色ですが、
通常のいパッドももちろん使えます。


新品箱入り純正の黒に交換しました。

次はブレーキレバーです。


これも伝統的なカンパ、細身のブレーキレバーです。
よく Super RECORD と間違われますが、


実際、Super RECORD (左)のロゴマークを変更した以外は、
基本同じものと言ってよいでしょう。
なお、この時期のブラケットフードは「白」が標準です。

ブレーキ関係は
オールドカンパのスタイルを継承してくれたのは嬉しいですね。

次回は、シートポストやヘッドパーツなど。
お楽しみに。

Campagnolo VICTORY ディレーラー

今回はカンパニョーロ・ヴィクトリーの変速機について。


レトロ感たっぷりだった GRAN SPORT にくらべ


ずいぶんシャープな姿になった VICTORY 変速機3点セット。

まず、リアディレーラーは
プーリーケージやアジャストボルトなどが改良された
87年頃の “Nuovo” VICTORY




う〜ん、メカっぽくてかっこいいです。
ロゴマークが掘りの深いレリーフなのも非常にポイント高いですね。
これが好きだ!という方もたくさんいますね。私も。

ここで直系の兄弟対決。




RECORD
がまぁるくぽっちゃりしているのに対して、
直線基調で引き締まった感じの VICTORY
差別化というより、それぞれ主張があって面白いですね。

フロントディレーラーやシフトレバーも同様のテイストです。


プレートの形状は 980 という下位モデルから来ていますが、
パンタグラフ周りはCレコ期らしいスムーズなデザインで、
当然仕上げも美しいです。


シフトレバーは究極のシンプルさ。清々しいくらいに。
で、これが意外に使いやすい。

シフトレバーには、少し反ったバージョンもあります。


これは


こういうエアロフレームで使いやすいように考えられた物です。
ちょっとの違いのようで、使ってみると確かにありがたい。

次回はブレーキ関係をご紹介する予定です。
お楽しみに。

Campagnolo VICTORY ギヤクランク

先日オーバーホールをしたカンパニョーロ・ヴィクトリー。
まずは自転車の顔となるギヤクランクについてご紹介します。

前身の GRAN SPORT には


Road Group (BCD=144mm)


Touring Group (BCD=116mm)
の2種類がありましたが、


VICTORY
ではBCD=116mmのタイプだけになります。
チェーンリングは Touring Group を継承していますが、
クランクはかなり印象が変わりました。


角ばって力強い感じの GRAN SPORT 対し、
VICTORY は滑らかな曲面で、アルマイト処理でお肌もスベスベに。
特にこの角度からみると


「お〜、このスリムさ、Cレコ期だねぇ」
と感じます。

あと、GRAN SPORT との大きな違いは、


ワンキー・リリース式のクランクボルト
が採用されたこと。
コッターレス抜き工具を使わずに
アーレンキー(7mm)1本だけでクランクを抜く事ができるもので、
Cレコ RECORD のクランクにも採用されています。

仕組みとしては、


正ネジのセンターボルトの頭を覆うように、
フリーで回る逆ネジのロックリングが付いていて、
センターボルトを緩める(つまりボルトが外側へ出っ張ってくる)と、
ロックリングがそれを押さえ、クランクを抜く力が働きます。
(文章では説明が難しいね ^^;)

一見、便利そうなワンキー・リリースですが、
メカニックからはあまり歓迎されなかったのか、コスト高だったのか、
RECORDVICTORY 以外では採用されませんでした。

注意点としては
このボルトをクランクから取り外すには専用の工具が必要なこと。


もっとも、通常のメンテナンスでは取り外す必要はありません
本格的にOHするのでなければ、ボルトはクランクに付けたままでOK。

次回は変速機についてご紹介する予定です。
お楽しみに。

Campagnolo VICTORY グループセット

このところお天気もよくて、
サイクリングサイクリングやほーやほー♪ 日和でしたが、
私はせっせとパーツのオバーホール作業 ^^;


カンパニョーロ VICTORY ヴィクトリーのグループセットです。
あとハブとペダルがあればコンプリートなんだけどなぁ
という揃い具合。





上の写真は、分解、洗浄、防錆オイル塗布まで済んだところ。
ネジの一本まで、バラせるところは全てバラしてチェックします。
せっかく「ご縁」があって私のところへ来たのですから、
この機会に徹底的にキレイになって、健康になってもらいます。
この先、安心して長く使ってもらうためですね。

さて、いきなり組み上がりました ^^


こりゃ、すごくいい感じですねぇ ^^

この VICTORY というグループは、
1980年代中頃、Corsa RECORD いわゆるCレコと同時期に登場、
CROCE D’AUNECHORUS が登場する88年頃までの数年間、
RECORD に次ぐセカンドグレードでした。
GRAN SPORT の後継とも言えます。

これだけ揃っているのも珍しいので、
次回から話を分けて少し詳しくご紹介したいと思います。

VINER 1980s パーツ詳細

完成車準備中の VINER


ようやくパーツが揃いましたのでご紹介します。
大いに悩んだあげく、メインは
Campagnolo Nuovo RECORDGRAN SPORT のミックスです。









ギヤクランク、BB、ヘッド、ブレーキ&レバーは GRAN SPORT
変速機3点セット、シートポスト、前後ハブは Novo RECORD
ハブクイックもカンパ製ですが時代とモデルが混ざった組合わせです。
もちろん全てオーバーホール済み!

その他は


ステムは CINELLI 1A
バーも CINELLI Campione Del Mond


サドルは San Marco ROLLS


フリーホイールは Shimano 6s, 14〜24T


リムは NISI チューブラー
古いリムセメントをきれいに除去してポリッシュしました。
…と、簡単に書きましたが、たいへん手間がかかっています。
DT Swiss 新品スポークでホイールを…


組みました。
このキラキラを見れば苦労も報われます ^^

当初はもっとコストを抑えた構成にするつもりでしたが、
なんだかんだで、かなり贅沢な構成になりました。
だって、
「私、いい服しか着ないわよ。全部カンパにしてちょうだいっ
と、気位の高いVINER嬢がおっしゃるので ^^:

それでもなるべく抑えた価格にする予定です。
完成をお楽しみに!

EVEREST G.Caimi Castano ボスフリー

いきなり、バラバラになった状態で登場するボスフリー。


当初、ブログのネタにするつもりがなかったので
ちゃんと写真を撮ってなかった ^^;


EVEREST G.Caimi Castano 70年代イタリア製。
まずまずの使用感、金ピカ ORO はすっかり退色していますが、
オーバーホールして、まだまだ長生きしてもらいます。

EVEREST はフリーホイールやチェーンの専門メーカーで、
高級車によく使われていました。


スプロケットは全てねじ込み式
この6段モデルだとトップ側から4段までは正ネジ、
ロー側の2段は逆ネジでハブフランジ側からねじ込みます。

写真のように4段目のスプロケットがボスに残っている理由は、
これを押さえに使って逆ネジのロー側2枚を外すから。
4段目を外したい場合、ロー側の5段目ギヤを入れて押さえにします。
ちょっと説明が難しい ^^;

こういう全段ネジ式は旧い REGINA EXTRA なども同じ。
70年代以前に設計されたボスフリーではよくある作りです。


ネジ式スプロケッットは固く締まっていて取り外すのは力仕事
これに比べりゃ現代のカセット式なんて極楽です。

ちなみに、ハブからこのEVERESTフリーを取り外すには


REGINA の2爪用の工具が使えます。
でもこれもやっぱり力仕事

ところで、
内側ボスには、猫のヒゲみたいなのが2本生えています。


これはラチェット機構のツメをはね上げるバネ。
板バネやコイルバネを使うモデルもありますね。



こんな感じで、


外側ボスの歯車にツメを押し当てる役目を果たします。

ボールを新品に交換、カップとコーンの当たり面も少し整えてから
最小限のグリスを使って組み直し。

当店では仕上げに


粘度の高いギヤオイルのお風呂に浸けて、中でグリグリ。
オイルが内部に行き渡って、組み立て時のグリスも流れます。

浸み出してくる余分なオイルを拭き取って、
スプロケットを順番に締め込んだら完成です。


見栄えはちょいと渋いけれど、スムーズな動きが復活しました。
16〜26T という歯数は Eroica JAPAN の草津コース向きかも。

Shimano 600 三色アルテグラ

今回のネタは30年ほど前のシマノ、
Shimano 600 ULTEGRA グループセットです。


ULTEGRA” の名称が初めて付けられた6400系。









なめらかきれいなデザインですね。
実用的な性能や機能でも当時のデュラエースとほとんど遜色ない、
なのにリーズナブル。美味しいパーツです。


シフトレバーは7速SIS(Shimano Index System)
カキンカキンいう位置決め機構です。
後からSTIモデルも追加されますが、
この時代のSTIレバーはかなり重くてデカイので(エルゴもね)
8速までなら、ダブルレバーのほうが私は好きです。

ちなみに、このちょっと控えめな三色のマーク、


日本ではあまり話題になったことはないと思いますが、
海外では Shimano 600 “Tricolor” と呼ばれ
好まれていたようです。

さて、
ここまで揃っていて、コンディションも十分良いとなれば、
完成車にして使いたくなります。

なにを企んでいるかといえば



う〜ん、超いい感じですねぇ。

この DENTI フレームとの組み合わせなら、
20万円台前半で完成車がまとまりそう。
このまま組んじゃおうかって衝動にかられるぅ ^^

SCAPIN のパーツはカンパ&シュパーブ

完成車準備中の SCAPIN


パーツリストが纏まりましたのでご紹介します。

フレームの時代や雰囲気からしてやっぱり


オールドカンパ Campagnolo Nuovo RECORD が似合います。
もちろんオーバーホール済み。







ブレーキレバーは GRAN SPORT


シートピラーは Super RECORD(キズ多め)

クランク選びが悩みどころで、
この SCAPIN のサイズからすると少し短いのが欲しいのですが、


カンパ製クランクのストックはどれも170mm以上。
カンパクランクの短い物は流通がとても少ないんです。
ということで、



虎の子の Suntour SUPERBE シュパーブの初期型を使います。
ちょうど良い感じの165mm
スギノ・マイティヴィクトリーを母体にした初期型がかっこいい ^^
希少性ではカンパより上です。


BBもしっかり SUPERBE の美品を使います。
シュパーブのITA規格品は数が少なく、探し出すのはなかなか大変。


フリーホイールは REGINA SYNCHRO
なんと箱入り未使用品!を使います。


リムは MAVIC SPORT もちろんチューブラー。
古いセメントを除去してピカピカに磨きました。
クラシックなアイレット無し仕様なので、
DT Swiss 新品スポークと補強ワッシャで慎重にホイールを組みます。


ハンドルバーは 3ttt Grand Prix375mm(c-c) 。


ステムも 3ttt Record 70mm 。
3ttt の短いステムは少なくて、でもなんとか探してきました。


ヘッドパーツは TANGE FL250C の現行新品。
クラシックスタイルながらシールドベアリングです。


サドルはとりあえず Selle Italia TURBO 現行新品。
もし女性が乗られるのなら、女性用設計のサドルも検討しましょう。

完成をお楽しみに!

Campagnolo Super RECORD PATENT-79 /PAT.81 /85〜

Campagnolo Super RECORD 第2世代リアディレーラー三兄弟。


カステラ一番


電話は二番


3時のおやつは… ^^

ぱっと見は同じようで、よく見りゃちょっと違う。


左から PATENT-79, PAT.81, PAT刻印なしです。
PAT刻印がないのは85年〜88年頃のもの。

85年以降といえば、
カタログではすでに「Cレコ」に切り替わっていますが、


今じゃ「お宝」のこのコも、当初は賛否両論。
スマートで実績のある Super を好む人も少なくなかったと思います。
カタログ落ちした後何年も製造を続けるのはカンパではよくあること。

ちなみに第一世代の Super はシブいこれ。


ボディの一部が黒くなり、ピボット&テンションボルトがチタン製
になった以外は、基本的に Nuovo RECORD と同じです。

さて、また「間違い探し」みたいな話になりますが、
3個の Super RECORD を見比べてみましょう。
写真は全て 左から 79, 81, 85〜 の順です。


通常はピボット&テンションボルトがチタン製ですが、
PTATENT-79 のこの個体は希少なアルミボルトです。
79〜81年頃にはチタンモデルとアルミモデルを併売していました。


アルミボルト(左)の方がほーんのちょっと軽い。


プーリー軸のボルトは、当初は Nuovo RECORD と同じでしたが、
80年頃?からケージの裏側から挿してナットを使うようになります。


83年頃?からは、パンタアーム内側のリターンスプリングの
取り付け位置がテンションボルト側に変更されるとともに、
スプリングを取り外すことができなくなります。


パンタアーム裏面の “SUPER RECORD” 刻印は
同じ時期でも有ったり無かったりするようです。
でも84年以降になると全数「無し」になるんじゃないかなぁ。


85年頃?から、パンタグラフ蝶番のピンが出っ張らない形状になり、
反対側は凹んだ形状になります。材質もステンレスに変更。

仕様変更には何かしら理由があるはずですが、
理由が推測できるものも、よくわからんのもありますね。

上記以外にも仕様の微妙に違う個体が見られます。


でも旧いカンパは
製造時期やグレードを超えて構成パーツの互換性が高いため、
長く使われる間に構成パーツが交換されたり改造されることも多く、
出荷時オリジナルの状態であるとは限りません。
なので、年代別の細かな特徴を「断定」することはかなり難しいです。
ま、謎が多いから面白い、のでしょうけどね。

PINARELLO Super Record 1979 パーツ詳細

完成車準備中の PINARELLO Super Record


パーツの準備が完了しました。


いつものように全てオーバーホール済み。
古い汚れはスッキリ、厳しいチェックにも合格して、
もちろん全ての動きはスムーズです。
メインパーツは予定通り Campagnolo Super RECORD


クランクはフレームと同時期の79年製。


アウターギヤは使用感わずか。しかも貴重な51T


リアディレーラーもフレームと同時期の PATENT-79


しかも希少なアルミボルトモデルです。
1979〜81年頃の期間にチタンボルトモデルと併売されていました。


フロントディレーラーもご覧の通りの美品。


シフトレバーはフレームカラーにマッチするサック付き。


ブレーキも美品。ブレーキパッドはカンパ純正の新品です。


ブレーキレバーは超美品。ほぼ未使用のようです。


シートポストもこの輝き。




肝心カナメのヘッドパーツとBBもこれなら安心です。



ハブも美品でもちろん回転もスムーズ。



リムは NISI。リムセメントを使った形跡のない、ほぼ未使用品。
振れ取りとテンション調整もバッチリです。




ハンドルバーは Cinelli GIRO D’ITALIA 紋章ロゴモデル。
ステムもクランプ機構内蔵の Cinelli 1R小判ロゴモデル。
どちらも70年代の古いタイプなのに、奇跡的なまでの超美品です。


フリーホイールは REGINA CORSA 79。音も小気味良く絶好調。


サドルは定番 San Marco CONCOR これは現行新品です。

よくぞこれだけ美品ばかり揃ったものだと目頭が熱くなります^^
フレームの完璧なコンディションと合わせて、
これはもう素晴らしい仕上がりになること間違いなし!
お楽しみに!

Campagnolo RECORD 鉄ペダルの新旧

今回はペダルの話です。
2足まとめてオーバーホールしました。



キラキラしていますねぇ。クロームがまぶしいっ ^^
そう、鉄ケージの Campagnolo (Nuovo) RECORD ペダルです。
60年代〜80年代中頃までロングセラー。




どちらも Good Condition! でたいへん喜ばしいです ^^
サビサビで残念な個体も多いですからね。

サビや重さを嫌う場合は


アルミケージの Super RECORD や Super LEGGERI
という選択肢もありますが、
頑丈な鉄を選ぶ、いや、鉄に限る!
という人も少なくありませんでした(いまでもね)。

で、この鉄ゲタ2足、実は製造時期が違います


左側の、輪っかが付いている方が「旧い」です。


これは「トゥストラップ・ループ」などと呼ばれるもので、
トゥストラップを通すと


ずれにくい、収まりが良い、というもの。
ぶっちゃけ、これが無くてもそんなに困らないし、
幅のある靴を履くときなどは邪魔になったりするのですが、
アルミでは難しい「鉄ならでは」の仕様と言えるでしょう。

で、このループ、ある時期から無くなっちゃうのですが、
それが何年頃からなのか、私ははっきり知りません。
75年のカタログにはループが有り、82年のカタログには無いので
その間だろ、ですが、もっと以前のような気もする。
いくつか説があっても確証がないです ^^;

もう一点、新旧のあるポイントは、
ダストキャップの材質が「鉄」か「プラスチック」か
写真ではわかりにくいですが、


左側の、凹文字なのが鉄製で「旧い」です。


裏側の方がわかりやすい。


実測では1個で約10gの差。
手に持ってみればはっきりわかる重さ。質感と言うべきかな

この「鉄製ダストキャップ」にも強いこだわりを持つ人がいて、


これくらいのコンディションのが2つ揃っていると、
キャップだけでも結構いいおねだんで取引されます。
もう理屈じゃない ^^;

「いつのまにかキャップが無くなってたよぅ」というのは悲しいので、


専用工具でしっかり取り付けないとね。

さて、手元にあるうちに重量を実測しておきますか。


左から
・RECORD 鉄ケージ、ループあり、鉄キャップ :約439g
・RECORD 鉄ケージ、ループなし、プラキャップ:約398g
・Super LEGGERI アルミケージ、 プラキャップ:約333g
でした。ご参考まで。

イタリアン・ビンテージには、


さすがよく似合いますね。
よく似たペダルはたくさんあるのに、さりげなく「本物感」が ^^
完成車ご購入の際、ペダルもご希望の方はぜひご相談ください。