Campagnolo RECORD ナメクジ進化論

古いカンパニョーロ・レコードのフロントディレーラー。


このプレートの形状から
ナメクジ」という愛称?が付いていることは
ご存知の方も多いと思います。

パンタグラフ式のナメクジちゃんは1960年頃から作られ、
基本設計をほとんど変えずに80年代前半まで作り続けられます。
その間、細かい仕様変更は何度もありましたが、
そのうちのいくつか、古い順にご紹介します。

残念ながら60年代の最も古いタイプは手元になくて、
冒頭の写真のは72〜77年頃の


本体のピボット受け部分が丸く出っ張った形になってからのもの。
通称「デベソ」と呼ばれるタイプです。
にしても、デベソのナメクジってひどいネーミング ^^;

77年頃以降は、


前プレートの先端にクボミというかフチが付くようになります。


これを「エクボ」と言う人もいますね。

この後、前プレートのロゴが「地球」から「」に変わり、
さらに前プレートに穴が開くようになります。


これは78年頃のもので、前プレートに穴が4つあります。
でもちょっとやりすぎたと思ったのか?


80年代には穴は3つになります。


Super RECORD
 も誕生しますが、
違いはパンタアームが黒くなっただけで性能差はありません。

その後、前プレートのロゴマークに「盾型の囲み」が付いて、
それが最終型だと思います。

84年に発表された C-RECORD では


プレートの穴はなくなり、エクボもなくなり、
ナメクジへ回帰したとも言えなくはない?

では、恒例の?親族で集合写真です。



あ、なんか生き物っぽく見えてきた ^^;

Nuovo RECORD & Nuovo GRAN SPORT

ああ、
私の目と鼻に装備された「超高感度花粉センサー」が
もうはっきりと反応を示しています。
またこの季節が来たか…

ま、それはさておき、


カンパ Nuovo RECORDNuovo GRAN SPORT
リアディレーラーを同時にオーバーホールをしましたので
これをネタに軽くヨタ話を。



上の写真手前が Nuovo GRAN SPORT で、
Nuovo RECORD の一つ下のグレードになります。
写真のNuovo GRAN SPORT は82〜83年頃のものです。

鉄プレス製のプーリーケージなどでややチープな印象を与えますが、
そこがなかなか味わい深い ^^
結構好きなんですよ、GRAN SPORT が。

さらに詳しく RECORD と比べてみると、





GRAN SPORT は各部の材質や仕上げなどでコストを抑えていますが
機械的なジオメトリは同じで、
全く同じ構成パーツを共有している部分もあります。
なので、実用的な性能差はほぼ無いといって良いでしょう。
すり切れたRECORDよりも、健康的なGRAN SPORTを私は選びます。

パーツに互換性があるので、
RECORD と GRAN SPORT のパーツをミックスした
妙な変速機を組んで遊んじゃってる方もたまにいますね。

せっかくの機会ですので、親族で集合写真を。



お、豪華メンバーですねぇ。

C.B.T.Italia / RIH パーツ詳細

完成車準備中の C.B.T.Italia のパーツのご紹介です。


とてもきれいなフレームですので、パーツにも美品を使いたい。
でも、なるべくお求め易い価格にまとめたい…。

ということで、

メインパーツには90年代半ばの Campagnolo ATHENA を採用。








シフトレバーは右レバー(リア)が8速インデックス式です。
エルゴパワーよりも軽量でワイヤリングもスッキリしますね。

ホイールはインパクトのあるこれ、



リムは希少な Campagnolo ATLANTA 96 です。
堂々たるディープリムで、クリンチャーです。
振れ取りとスポークテンションのバランスも調整済み。



ハブは Campagnolo ATHENA 8速フリーハブです。


スプロケットは13〜26T
フロント52/39Tと合わせて、とても使い勝手の良いギヤ比です。


フロントディレーラーは CHORUS になります。


サドルは San Marco Rolls。デカールに合わせて黄色。
シートポストは SELCOF TEAM


ハンドルバーは NITTO NEAT M.185 新品、
ステムは NITTO NP(旧パールステム) 新品です。

美品パーツが揃いました。
フレームよりもパーツの方が全般的に若いですが、
バッチリ似合うと思います。
完成までもうしばらくお待ちください。

PINARELLO Record Special パーツ詳細

完成車準備中の PINARELLO Record Special


ようやくパーツが揃いました。


Campagnolo Super RECORD と一部 Nuovo RECORD











もちろん全てオーバーホール済み
しかも、どれも美品です。
ヘッドパーツとシートポストは Nuovo RECORD です。

その他もビンテージ揃い。


フリーホイールは REGINA SYNCHRO 6s
なんと未使用品を投入します!


ハンドルバーは Cinelli Giro D’Italia
ステムも Cinelli 1R クランプ機構を内蔵した高級モデルで、
しかも美品です。


リムは AMBROSIO MONTREAL 新品。チューブラーです。
例によって DTSwiss の新品スポークでホイールを組みます。


サドルは Selle Italia TURBO 1980 新品です。

素晴らしいパーツが揃いました。
鋭意、組み上げ中です。


もうすでに絶対かっこいいやん ^^

完成までもうしばらくお待ちください。

Campagnolo GRAN SPORT ツーリング用

このギヤクランクをご存知ですか?


1982年製の Campagnolo GRAN SPORT Touring Group のです。
その名の通り「ツーリング車用」という位置付け。

のちのCレコ期の VICTORYTRIOMPHE とギヤ板は共通ですが
クランクやアームが角張っていて、よりレトロな雰囲気です。

この時代の GRAN SPORT と言えば


見かけるのはほとんど、こちらの Nuovo RECORD 似の物ですが、
これは Road Group のクランクとなります。
BCDが144mm、最小インナーが42T のいかにもロード用です。

一方、ツーリング・グループのクランクは


BCDが116mmで、最小インナーが35T
ワイドレシオに対応した、
現代でいうところのコンパクトクランク的なものですね。

せっかくの BCD 116 なので
50/36T くらいの軽いギヤ板がないか探してみるのですが、
見つかるのは写真の 52/42T か 53/42T ばかり。
どうやら、ツーリング車に使われることは少なかったようです。

また、GRAN SPORT Touring Group には
ロングケージの「縦型RALLY」リアディレーラーが含まれるなど
なかなか興味深いのですが、
カンパにツーリング用コンポがあるという認知度が低くかったのか?
おかげで現在でも希少品です。

この BCD116 のチェーンリングは、
後継モデルの VICTORYTRIOMPHE に引き継がれますが、
88年にはカタログから姿を消してしまいます。


個人的にはこのデザインがすごく好きなんですけどね。
残念!

仕事納めの?オーバーホール

今年も残すところ、あとわずか。
私もそろそろ「仕事納め」したいところなのですが、
オーバーホール待ちのパーツが溜まっているので



まだまだねちねち作業しています ^^;


特にオールドカンパのペダルは人気があって、
完成車を購入される方の多くが「ペダルも」と言われるので、
すぐにご提供できるように用意しておかないと。

カンパペダルの魅力の一つは、その耐久性の高さ。
でも、それもやはり
「適切なメンテナンスがされていれば」
です。
時々、外観よりも内部(ベアリング)が痛んでいる物もあって、
(それでもけっこう良いお値段してたりして)
なんてこったい!ということもあります。

幸い、今回オーバーホールしたこのコは


外観よりも、かえって中身の方がコンディションが良いくらい。
よしよし ^^

お嫁に行った後、
次にメンテナンスされるのがいつか分からないので




グリスはたっぷり入れておきます。
これでさらにご長寿 ^^


Campagnolo SUPER LEGGERI 完成。
アルミプレートにスチールシャフトの物です。
プレート踏面にスレはあるものの、キズは少なめ。
もちろん回転はとてもスムーズです。

で、カンパ製ペダルには


カンパ純正トゥクリップビンダストラップがお似合い。


COLNAGO SUPER に付けてみました。
う〜ん、なんともしっくりきちゃうねぇ。
やっぱり、オシャレは足元から、かな ^^

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年末年始どまんなかでも、お問い合わせは遠慮なくどうぞ。
実車の確認も可能です。事前にご連絡ください。

良い年をお迎えください

Campagnolo Nuovo RECORD 41T チェーンリング

先日完成した OLMO で採用した、



Campagnolo Nuovo RECORD41T のチェーンリング。
ご質問を頂いたので、詳しくご紹介します。


オールドカンパなどの BCDが144mmのロード用クランクでは、
インナーの最小歯数は通常42T が限界だとアタマにあるのですが
82年のカンパカタログをよ〜く見ると
Nuovo RECORD にだけ41T があります。
へぇ〜、って感じです。
でも75年のカタログでは42T からとなっているので、
後から密かに?追加されたもののようです。


42T でも、ピン穴の位置は崖っぷちギリギリですが、
それが41T になるとさらに厳しく


崖からカカトが出ていて、おっとっと、絶体絶命 ^^;
Super RECORD の細いギヤには41T が追加されなかったのは、
強度的に不安があったからかもしれません。

この41T は流通が少ないようで、
たまに見つけてもいい値段が付いていたりしますので
これはけっこうサービス品 ^^


精巧に切削されたアウターリングとの組合せも美しい!
このオルモちゃんのセクシーポイントになっていますね。


おぉ、セクスィ〜 ^^

OLMO Competition パーツ詳細

完成車準備中の OLMO Competition


パーツが揃いましたのでご紹介します。

当初は Campagnolo GRAN SPORT フルセットで価格を抑えて…
と考えていたのですが、
フレームのグレードからするとやはり RECORD クラスが似合うなぁ
と思い直し、
結局、以下のような豪華な構成になりました。




ディレーラー3点セットは Campagnolo Nuovo RECORD
パリッと美品です。


ギヤクランクも Nuovo RECORD
インナーチェーンリングは


なかなか珍しい41T(通常、最小インナーは42T)。


アウターチェーンリングは見慣れないデザインですが、
Nuovo RECORD をベースにかなり削り込んだ物です。
これは超かっこいい!


シートポストも Nuovo RECORD。2本締めです。


ハブは Nuovo/Super RECORD。フロント32h、リア36hです。



ブレーキは Super RECORD


BBとヘッドパーツはフレーム入荷時に付いてきた GRAN SPORT
オーバーホールしてすでにフレームに取り付けてあります。


リムは MAVICMONTHLERY PROMONTHLERY ROUTE
例によって DTSwiss の新品スポークでホイールを組みます。


フリーホイールは REGINA ORO
パチパチと軽快な「音」が魅力です。
14〜24T の使いやすいギヤ比なのもいいですね。


サドルは San Marco CONCOR Supercorsa
当時物で表皮の状態も良好です。


ハンドルバーとステムは定番の 3ttt

Campagnolo Nuovo/Super RECORD をメインに
ヘッドとBBが GRAN SPORT  という構成になりました。
もちろん全てオーバーホール済みです。
その他も MAVIC, REGINA, CONCOR, 3ttt とビンテージ揃い。
これ絶対間違いないやつやん!」^^

完成までもうしばらくお待ちください。

MARASTONI パーツ詳細

完成車準備中の MARASTONI


パーツが揃いましたのでご紹介します。

予定通り超美品 Campagnolo SUPER RECORD を使います。









ハブだけ C-RECORD です。
もちろん全てオーバーホール済みですよ!


リムは ARAYA SANTANA350未使用品
実測370g/本の「やや軽」チューブラーリムです。
例によって DTSwiss の新品スポークでホイールを組みます。


フリーホイールは REGINA CX 7速。
14〜24Tの使いやすい構成です。


ハンドルバーとステムは 3ttt の美品セット。


サドルは CINELLI UNICANITOR 当時モノ。
表皮のコンディションもバッチリです。

きれいなフレームに負けないように、美品ばかりを揃えました。
パーツだけ見ていてもニヤケます ^^

完成までもう少しおまちください。

Campagnolo 50周年のお祝いペダル

カンパのペダルが入荷したので早速オーバーホール。



チタンシャフトの SUPER RECORD です。
しかも、


金色バッジ輝くダストキャップ!

1983年の 50th Anniversaryカンパ50周年記念モデルです。
通常の SUPER RECORD と基本的には変わらないんですけど
スペシャル感は倍増、いや、それ以上ですかね ^^

カンパ50周年モデルといえば、


例の「黒カバン入りフルセット」を思い浮かべますよね。
まー、なんというか、今も昔も庶民には縁遠い世界です。

このペダルは中古ですけど




スレやキズも少なめ、回転もスムースなグッド・コンディション。
新品だともったいなくて「足げ」になぞできなくなるので ^^;
実使用するならこのくらいがベスト・チョイスではないでしょうか。

では

TOMMASINI SINTESI パーツ詳細

完成車準備中の TOMMASINI SINTESI


パーツが揃いましたのでご紹介します。

予定通り Campagnolo POTENZA 11s フルセットです。
もちろん全て新品。


スチールバイクにはやっぱりシルバーのパーツが似合うでしょう。
特に、黄色のフレームに黒いパーツをたくさん付けちゃうと、
安っぽくなりがちですし。

ちなみにギヤはフロント52/36T, リア12-27Tとなります。
現代風のワイドレシオです。

せっかくの機会なので、
ご先祖様POTENZAの2ショット写真を。






左はビンテージの SUPER RECORD
POTENZA は21世紀的なデザインと言うべきでしょうか。
時の流れを感じます。
おれも長生きしたなぁ、とか ^^;

21世紀になれば...
「自動車は空を飛び、月旅行くらいは誰でも行けるようになる!」
と、大阪万博のころのいけち少年は固く信じていましたが、
まー、いまのところ、さほどでもなかった ^^;
特に自転車なんてシフト操作やギヤ数が変わったくらいで
基本的な仕組みはほとんど変わらないですね。幸いなことに。
この先も、自動運転とか要らないです ^^

さて、
メインコンポ以外のパーツも全て現行の新品を使います。


ヘッドパーツは Campagnolo RECORD です。

ホイールには現代の完組み品を使うこともできますが、
それでは普通すぎて(ワタシ的には)面白みがないので ^^;
オールシルバーのキラキラホイールを手組みすることにしました。


リムは MAVIC REFLEX チューブラー。
当店在庫の最後の一組みを使います。
ラベルの黄色がフレームとマッチしてます。


ハブは SUNXCD サンエクシード。サンツアーの末裔。
シールドベアリングです。
DTSwiss の新品シルバースポークで組みます。

サドルは Selle Italia FLITE チタンベース。
多くのオシリに愛される定番ですね。
シートポストは日東 S65 

ハンドルバーは日東 185、ステムは吉貝 ENE CICLO
これらもシルバーでクラシックスタイルの物を選びました。

完成までもうしばらくお待ちください。
お楽しみに!

COLNAGO SUPER パーツが揃いました!

完成車準備中の COLNAGO SUPER のパーツが揃いました。


予定通り Campagnolo SUPER RECORD ほぼフルセットです。











きれいなフレームに合わせて美品をチョイスしました。
もちろん全てオーバーホール済みです。

その他にも


ハンドルとステムは 3ttt
ステムは COLNAGO刻印付きです。


フリーは REGINA CX 6速。使用感わずかです。


リムは Campagnolo VICTORY Stradaチューブラーです。
ちょっとブロンズっぽい色がシブい。
DTSwiss 新品スポークでホイールを組みます。


サドルは SELLE ITALIA TURBO 1980 新品。

完成までもう少々おまちください。

組み上がってもお天気が良くならないと
テスト走行と野外でのグラビア撮影ができないなぁ ^^;