BOTTECCHIA・Super Record完成車への道

完成車にするかどうか悩んでいた白黒の BOTTECCHIA のフレームですが、

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
何件ものお問い合わせをいただきまして、めでたくご成約となりました。^^

やっぱりそうかー、という感じで、
カンパ・スーパーレコード組みの完成車でのオーダーを頂きましたので、
そのためのパーツのメンテナンスをせっせと進めています。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
おおむね80年代前半か中頃のもので、
キズもスレも比較的少ないグッド・コンディションちゃんが揃いました。
キレイに仕上がると私も気分がいいですよ。^^

BOTTECCHIA のフレームもしっかりしているので、
この先、長く乗れるものになるでしょう。

では

Campagnolo SUPER RECORD チタンシャフトBB

希少なカンパ・スーパーレコードのチタンシャフトBBです。




OLYMPUS DIGITAL CAMERA
おー、チタン色に渋く輝いています。

この個体はたぶん70年代末ころの物ではないかと思います。
当時、とにかくとびきり高価な、雲の上の銀河系外のパーツでした。

当時のチタンは特別な素材で、民生品で使われる事はほとんどなく、
私なんか「超合金Z」くらいスゴイんだと思ってました。^^

では例によって、スチール製のヌーボレコードと比べてみましょう。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
下側の白っぽく見えるのがスチール製で、
ほぼ同時期の同じ軸長の物です。
やはり重量の違いが気になりますよね。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
ふーん。
持ってみれば、明らかに違うくらいの差はあります。

ちなみに、ベアリングの鋼球のサイズは、

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
スーパーレコード(左)は 3/16″、ヌーボレコードは 1/4″。
ペダルと同様にサイズが違うんです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
スーパーレコード(左)はワンがアルミ製です。

古いカタログで確認してみると、

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
当然、構成パーツの型番が細かく違います。
上側の図がスーパーレコードで、スーレコ専用のパーツ番号は#4000系。

トータルでの重量も量ってみました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
ふーん。

普通の人にとっては、
チタン製だからといって特別なご利益はないと思いますが、
そこは趣味の世界ですからね、理屈じゃないでしょう。

いっそ観賞用にしちゃう?

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
オールドカンパの「チタニウム・ブラザーズ」でござい。
こういうの並べながらニンマリするようだと、ほぼ病気。私が。^^;

では

Campagnolo 超軽量ペダルの正体?

今回のネタは



オールドカンパのペダル Super Leggeri スーパーレゲロです。
英語表記では SuperLight つまり「超軽量」です。

オールドカンパ・レコード系のペダルのラインナップは、
・スーパーレコード:黒いアルミプレート、シャフトがチタン製
・ヌーボレコード :クロームの鉄製プレート、シャフトが鉄製
あとから追加されたのが、
・スーパーレゲロ :黒いアルミプレート、シャフトが鉄製
となります。

ややこしいのは、スーパーレゲロ(超軽量)という名前なのに、
一番軽いのは当然チタンシャフトのスーパーレコードだし、
スーパーレゲロとスーパーレコードは、ぱっと見では見分けが付きにくいところ。
よく見るとシャフトの風合いが違う、くらいで。

実際、オークションなどでも「よくわかってない」まま売られていたりします。
スーパーレゲロのつもりで落札したらスーパーレコードだった、
という「ラッキー」は少なくて、その逆がありがち^^;なので要注意です。

さて、今日はオールドカンパのペダルを3組まとめてメンテしました。


せっかくなのでシャフトを比べてみましょう。


スーパーレコード(左)のチタン製、スーパーレゲロ(右)の鉄製です。
左のがいわゆるチタン色をしていますが、写真でわかりますかね?



重量は、当然、チタンのほうが軽量です。
個人的には、重量や材質の違いが気になるような乗り方はしないですが、
なにしろ「チタン」っていう贅沢感というか、特別感がたまらんのですね。

で、違いはシャフトの材質だけかと思いきや、
実はそうでもなくて、ベアリングのボールの径が違います。


スーパーレコードは小さい1/8″(左)、スーパーレゲロは標準的な5/32″(右)。
なので、玉押しやカップも違う物が使われます。


玉押しです。左がスーパーレコード。どちらも鉄製。



スーパーレコード(上)の方が玉押しに厚みがあるぶん、重いです。
せっかくシャフトが軽いのにね、ちょっと残念?



昔のカンパのカタログを確認すると、構成パーツの品番がこまかく違いますね。
レストアやニコイチなどをされる際はご注意を。


オールドカンパのペダルは、ほんと精度や耐久性が高くて、
適切なメンテナンスをしていれば、長年の愛用に応えてくれます。
値段が高いだけの事はあります。
ですが、ペダルは、使っていれば間違いなくキズだらけになりますよね。
そこに大枚をかけるというのは、家族の理解を得るのは難しい…。^^;
でも「おしゃれは足元から」とも言うし、旧車好きとしては踏ん張りどころですね。

なお、
当店で販売している完成車にはペダルが付属していないものが多いですが、
ご希望や乗り方など相談して頂ければ、おすすめの物をご提案致します。

では

Campagnolo 謎の「深曲り」クイックレバー

今回は、オールドカンパのハブのクイックレバーについてです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
80年代以降の「曲りレバー」(左)と、それ以前の真っすぐな「直レバー」(右)
があるというのは、ご存知の方も多いと思います。

旧車ファンに人気があるのは、やはりクラシックな「直レバー」の方ですが、

もう一種類、もっとレアなのがあるんです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
曲がり方がぐっと深い「深曲りレバー」と呼ばれている物(右端)です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
曲がり方の違い、わかりますかね?
より根元の方からカーブし始めています。
釣り竿で言うところの「元調子」ですね。

ま、大した違いじゃないと言えばそうなんですが、^^;
こういうディテールが大好物なマニアの方も結構いらっしゃるようです。

私には詳しい事はよく分からないのですが、
1967年のカンパの古いカタログ(No.15)を見ると、

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
クイックレリーズ付きのピスト用ハブ(もうすでに普通じゃない感じです)
にこの「深曲り」レバーが使われているようです。
でも68年のカタログではハブごと姿を消しています。
同じ時期のロード用は「直レバー」なのに、ピスト用だけなぜ「深曲り」なのか、
も謎ですね。

そのほか同じカタログで、

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
シートピンのクイックレバーとしても「深曲り」が使われています。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
シートピン用として使うと、たしかに「深曲り」がシートポストの太さにフィットしそうです。
これなら設計意図が理解できますね。
もしかしたら、
シートピン用に設計したレバーを(量産して数が余ったので?)ピスト用のハブにも流用した、
ということかもしれません。
うん、そんな気がする。きっとそうだ。

と、まぁ、いろいろ詮索、勝手に妄想してみるのは楽しいですね。

では

★新着情報 白いロッシン ROSSIN 完成!

おまたせしました!
白いロッシン ROSSIN が組み上がりました!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

パーツは、オールドカンパのスーパーレコード Super RECORD メインです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
以上、 Super RECORD(Nuovo RECORD共通品含む)です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
フロントディレーラーは Nuovo RECORD、希少な4つ穴です!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
ハブはカンパニョーロ C-RECORD ボスフリータイプ。
フレームにあわせてリアは130mm用のカンパ製シャフトに交換しました。
クイックは諸般の事情で DURA-ACE(7400系) のを使います。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
リムは定番人気のマビック MAVIC GP4 チューブラー
タイヤはVITTORIA Competition STRADA 新品です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
フリーホイールはレジナ REGINA EXTRA の7速

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
ステムは 3ttt、渋い “ROSSIN” 刻印付き!
真っ黒じゃなくて、僅かに青っぽいアルマイトです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
ハンドルバーは日東 MOD.55、鉄仮面の紋章の刻印付き。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
サドルはサンマルコ CONCOR SUPERCORSA、グレーのシボ付き表皮です。

パーツはすべて個別にメンテナンスした後、組み上げました。
ロッシンにはカンパニョーロがよく似合いますね!

あと写真をたくさん撮ったら販売開始です。
お楽しみに!

Campagnolo リア変速機のプーリー割れ

今回はこれ

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
カンパのリアディレーラー、78年製の後期型スーパーレコードです。
まずまずコンディションはよいのですが、プーリーは交換が必要です。

オールドカンパをお使いの方やお好きなはご存知かと思いますが、

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
こんなふうに、けっこう「パックリ」割れちゃうんですよ。
同じように割れているものを、これまでいくつも見てきましたから、
まぁ持病みたいなもんですね。
割れ方からすると製造上のナニカもありそうですが、
何十年も昔のプラスチックの経時劣化に文句も言えませんわな。

状態の良いスペアパーツがすぐに入手出来そうにないので、
今回は代替品を使う事にします。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
BBBの「BDP-01」という製品。定価で2000円くらい。
歯数が10Tなのが重要なポイントです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
プラモデルみたいに数種類のスペーサーが付属していて、

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
「B」のスペーサーセットを使えばカンパの8速に対応できます。

カンパオリジナルのプーリーは、元々6速以下時代のものなので、

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
厚みが実測10.7mm あります。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
代替品のBDP-01はBのスペーサー使用時で10.0mm。
すこし狭くなるのですが、8速対応のチェーンを使うので問題ありません。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
UPPER、LOWERの指定があるので取付けるときは注意します。
歯の部分の厚みが微妙に違うんです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
装着しました。
シールドベアリングも入っていて回転はスムーズでガタも無いです。
見た目もあまり違和感ないですよね。
まだ実際に使っていませんが、これならまず大丈夫です。

このスーパーレコードは準備中の白いロッシンで使う予定です。

では

Campagnolo 希少な「4つ穴」フロント変速機

今回は

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
オールドカンパのフロントディレーラー、
ちょいと珍しい「4つ穴」プレートモデルです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
よく見かけるのはこの「3つ穴」プレートですね。

よく見ないと気がつかないような違いですが、
4つ穴のは流通量が少なく、コレクションにされている方も多いようです。

レコードのフロントディレーラーは、

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
この「なめくじ」とかわいそうな呼ばれ方をする初期型からはじまり、
77年に「えくぼ」と呼ばれるプレート先端が凹んだものになり、
78年に件の「4つ穴」になるのですが、
80年になると「3つ穴」に変更されます。

3つ穴になった理由は強度不足だったとする説があるのですが、
実物を触ってみると、強度不足という感じは全くしませんけどねぇ。
ま、いいか。

この希少な4つ穴ちゃんは、現在準備中の「白いロッシン」で使う予定です。

では

はかなき運命、REGINA レジナの8速ボスフリー

今回のネタはこれ

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
レジナ REGINA EXTRA の「8速ボスフリー」です。

8速のボスフリーと聞いて、
「あれっ? ボスフリーって7速までじゃなかったっけ?」
と思われた方もいらっしゃるでしょう。
一般的にはそんな認識ですよね。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
フリー本体には “REGINA SYNCRO-S 1992” とあります。
“MAIDE IN ITALY/91” の”91″は、製造年じゃないでしょうか。

90年代の初め頃といえば、6、7速から8速化が進んだ時期で、
それに伴い、
・ボスフリーからフリーハブ&カセットスプロケットへ
・リヤエンド幅も126mmから130mmへ
・WレバーからエルゴパワーやSTIへ
と変わっていく過渡期でした。

過渡期なので商品もなにやらごちゃごちゃしていて、
カンパには130mm幅のボスフリー式とカセット式のハブが並売していたり、
この8速フリーが作られたりしたんですね。
そういう商品なので、はかない運命、あまり知られることなく消えていったのでしょう。

「過渡期」っておもしろいでしょ? めんどくさいけど。

とりあえず使う予定はないのですけど、キレイにしてあげました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
ちなみに、ロー側のギヤ1枚だけ色が黄土色してますが、
これは REGINA ORO(ゴールド)用のギヤを移植したものだと思います。
汚れているんじゃないですよ。

では

★新着情報 1990s DE ROSA を C-RECORD で

以前チラ見せをしました、ダークブルーの DE ROSA。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
パーツの集結に時間がかかってしまいましたが、ようやく組み上げます。

DE ROSA と言えば、
現在でも NeoPRIMATO や NUOVO CLASSICO の美しいスチールフレームを提供していて、
誠に有難いことですね。気になっている方も多いでしょう。

ただ、70年代から DE ROSA を見て来た蘊蓄オジサンの感性では、
現行の NeoPRIMATO や NUOVO CLASSICO は、やはり「現代的すぎる」かなぁと。
シートステイの形式とか、リヤブレーキのアウター止めとか、ストドロエンドとか、
その他、細かいところなんですけどね。
若い頃にヨダレ垂らして見ていた DE ROSA とはちょっと違う。良い悪いじゃなくてね。
同じ思いのオジサン、他にもいらっしゃるんじゃないかな。

そんなこと考えながら探し当てたフレームが、これ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
クラシックなツーポイントのフラット肩。メルクス用のバイクを彷彿とさせます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
スタンダードなカタチのシートステイに刻印。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
細身の(オーバーサイズじゃない)ダウンチューブ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
当然、ロードエンドです。めっきの出し方もシュッとしています。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
菱形チェーンステイも、角張り過ぎずに意外にさりげない。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
リヤブレーキのアウターは内蔵。これは DE ROSA としては珍しいほう。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
そして、この脚線美!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
チューブはコロンバス TSX。ちょっと聞き慣れないですが、
SLXをさらに肉薄にして、トップチューブ内部にもスパイラルを付けたもの。
チューブの太さや形状を変えずに軽量化した、こだわりの高級チューブです。

各部の仕様から、このフレームはおそらく1990年代初め頃の物で、
その当時の NUOVO CLASSICO をベースにした、オーダー品ではないかと思います。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
私としては、特にこのフォーククラウンが、た、た、たまらーんです!
古くからのファンが「DE ROSA はこうであってほしい」と願う、
トラディショナルな要素が揃っているフレームだと思います。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
そしてこのデカールは超レア。はしっこのピンクと水色がすごく効いています。
地味になりがちなダークブルーのフレームが、このデカールで一気におしゃれに。
ことさらレトロ感を強調することもなく、抜群のセンスでまとまっていると思います。

しかもキズ少なく、もちろんヘコミや歪みも見られず、コンディションは上々。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
BB内部もたいへん健全です。

—-
さて、パーツ構成です。
リヤのエンド幅が130mmなので、最近のコンポでも使えるのですが、
それでは時代の雰囲気が出なくてもったいないので、
このところブログでも紹介してきた C-RECORD をメインに組むことにします。

デルタブレーキ編
変速機編
クランクその他編

なお、シフトレバーの右側はCレコ「SYNCRO」の親子レバーですが、

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
左側は、諸般の事情により^^; 次モデルの「SYNCRO Ⅱ」のものになります。
見た目の違和感はさほどないと思うのですが。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
スプロケットはカンパ RECORD 8速。なんと新品です。
シフトレバーのインデックス機構は6速なので、基本的にフリクションモードで使用します。
(ギヤ6枚の範囲でインデックスモードもなんとか使える?)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
フロントディレーラーはなぜかCレコ期のコーラス。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
ハンドルバーはチネリ Campione Del Mondo 63-40 400mm。
ステムもチネリ 1A 100mm。ビンテージの定番です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
サドルは セラサンマルコ REGAL の美品です。大鋲がカッコイイ。
レールはめっきされておらず、磁石も付かないので、たぶんチタンでしょう。軽いし。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
リムは ARAYA の PRO-STAFF 340。
その名の通り340g、90年代のレース向けチューブラーリムです。

全てのパーツは個別にメンテナンス済みなので、あとは組むだけ。
これはすごく良いものになること間違い無し!
お楽しみに!

では

Campagnolo C-RECORD クランク他

今夜の肴もカンパニョーロの C-RECORD です。

まずは、ギヤクランク。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
うーん、美しいなぁ。
ムダが無い。
一見、のっぺりしているようで、

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
横顔はけっこうシャープ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
どこから見てもデザインが効いています。
5アームの一本をクランクと一体化するのも、このコが最初じゃなかったかな。
それにしても、Nレコ/Sレコからの変化量は、凄まじいです。

現在のカンパクランクは、すっかりガングロ(例えが古いな)になってしまいましたね。
ATHENA や VELOCE でかろうじてシルバーが残ってるようですが、
この C-RECORD クランクと比べると、かなりガッカリします。
C-RECORDクランク、復刻すれば売れると思うけどなぁ。

なお、このクランクを使う上で注意すべき点は、
脱着にカンパ純正の特殊な専用工具が必要なことですね。
あと、7mmのアーレンキー(これも一般的なサイズじゃない)も必要です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
パーツ自体よりも工具のほうが希少、という「ビンテージあるある話」です。^^;
これについての詳細は、また別の機会にグチることにします。

次はハブ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
C-RECORD デビュー当初はまだ6速の時代で、ボスフリーです。OLDも126mm。
デザインは現代的になりました。フジツボのようなダストキャップが特徴的です。
真ん中にグリスホールがあるのは、一応、RECORD の伝統ですかな。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
91年から、8速化にともないフリーハブとカセット式スプロケットに。
OLDもこの時から130mmになります。
こうなると、もうビンテージ感が薄れてきますね。^^;

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
デュラエース7402のハブに比べ、フリーボディーが簡単に外れるのはいいな。
てか、フリー外さないとハブ軸のベアリングのメンテが出てこないんですけどね。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
このブレーキレバーは、92年以降の、Cレコの(非エルゴパワーの)最終型です。
92年には初のエルゴパワーが登場していますが、しばらく並売されています。
Cレコ初期からカタチはほとんど変わりませんが、地味に内部の機構が改良されています。
レバー上部の穴からワイヤーを通せるので、ワイヤー交換は楽チンです。
Cレコの特徴でもあった白いラバーフードは黒が標準になり、ちょっと没個性かな。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
シートポストは、Cレコ期の最初から最後まで、何も変化が無かったように思います。
よくまぁエアロ形状を長いこと貫きましたね。^^;
Cレコ期が過ぎた95年からは、ただの円柱状に先祖帰りするんですが。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
ヤグラの設計はほぼSレコと同じ。とぼけた顔に見えるのも伝統?

さて、Cレコはそろそろネタ切れです。
たいした話じゃなくてすみません。特別詳しいわけでもないので。^^;

Cレコ期を、カンパの「迷走期」だと言う人もいます。
確かにそういうところもあると思いますが、だからこそ「面白い」とも言えますね。
ぶっちゃけ、これより後の時代の物にはあまり興味が湧かないです、私。

では

Campagnolo C-RECORD リヤディレーラー

今夜の肴はこれ

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
カンパニョーロの C-RECORD リヤディレーラーです。

このコは C-RECORD デビューから88年ころまでの初期型です。
カンパらしい縦型メカで、パンタ前面のロゴが刻印。
「Cレコのリヤメカ」といえば真っ先に頭に浮かぶのはこのタイプですね。

全体的にぽっちゃりしていて、そして滑らか。軟らかそうにすら見えます。
なんとなく「なまめかしい」のが、たまらんのですね。^^
デルタブレーキもそうですが、自転車のパーツらしくないです。
もう、こういうデザインは二度と出て来ないだろうなぁ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
分解掃除は特に難しい所は無し。
ただ、プーリー軸がボールベアリングなので、細かい作業は老眼にはつらいです。

プーリーケージの表側はほぼフルカバータイプ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
エアロダイナミクスがどうとか、なんて屁理屈はとうに超越しています。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
裏から見たら「お釈迦様の耳たぶ」みたいでご利益ありそう。
でも、この耳たぶのくぼみに汚れがたまりやすいです。
シクロクロスには向かないですね。使う人はそうはいないでしょうが。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
パンタの背面も、写り込むような仕上げになっていて手抜き無し。

88年にはマイナーチェンジがあり、
ロゴが筆記体のプリントになり、贅肉が落ち、プーリケージも下半分が枠だけになります。
91年にはついに横型メカになり、カタチとしては、どんどん面白くない方向へ…
そうやって、ユニークさが失われていくのは寂しい気がします。
ついでに、

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
これは88年頃のWレバー「SYNCRO」の右側(リヤ側)レバーです。
ペアの左側レバーが見つからなくて困っています。^^;

シマノにはずいぶん遅れをとりましたが、
カンパ初のインデックス機構付きのレバーです。6速対応です。

インデックス/フリクションのモード切換えの為に、
独立した小レバーが付いているのが大きな特徴ですね。
上の写真のように親子レバーが重なっている状態でインデックスモード。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
これでフリクションモード。

走行中に意図せずモードを切り替えてしまうのを防ぐためか、
親レバー側にイモネジが2本仕込んであって、どちらかのモードに固定することも出来ます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
部品点数の多さは天下一品。^^;

なんでわざわざ親子レバーにしたのか理由はよくわかりませんが、
見た目にユニークなので、私は結構好きですよ。
でも、次のモデル「SYNCRO Ⅱ」からは、小レバーは無くなってしまいます。
これまた残念。

では

Campagnolo C-RECORD DELTAブレーキ

今夜の肴はこれ、

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
カンパニョーロの C-RECORD デルタブレーキです。

今見ても、すごいというか、この先も絶対あり得ないだろうカタチですね。
知らない人が見たら自転車のブレーキだとは思わないでしょう。
とにかくデザインで「あっ」と言わせたい、というカンパの執念を感じます。
はい、あっと言いましたよ、私は。
デザイナーのドヤ顔が見えるようです。

日本では、そのカタチから「イカブレーキ」と呼ぶ人も多いですが、

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
この前面のフタが外れる様子は「カニ」のようでもあります。
でも、私には「おしり」にも見えます。もちろん女性の、ですね。^^;

さて、
デルタブレーキを含む C-RECORD は1985年頃のデビューです。
初期型のデルタは、ブレーキとしての性能に関しては評判が芳しくなかったのですが、
私の認識では二度ほどマイナーチェンジは行われていて、
この写真の物は、性能的な改善も完成された91年以降の最終型です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
初期型とは内部の機構がかなり違うので、実質的にフルチェンジと言って良いでしょう。
このカタチのまま性能を改善するのには設計者も苦労したろうなぁ、と想像できます。

それにしても、
こんなの、よくもまぁ量産する気になったもんだ、と関心するというか何というか。
コスト度外視の設計だと思います。どうりで、値段高かったもんね(今でもね)。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
イカの胴体には汚れもたまりやすいので要注意(メンテナンス前の写真です)。
黒いのはイカスミじゃないです。

ゲソ(ブレーキアーチ)がとても小さいですね。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
ブレーキシューの上下のスライド量もわずかしかありません。
太めのタイヤを履くと「股間」を擦って痛そうです。^^;

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
フレームへ取付けるボルトがスライドして、高さ調整できるのもデルタならでは。

そんなこんなをクローズドボディに詰め込んだために、結構ボリュームがあります。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
よくも悪くも「存在感」はハンパない。(お隣は比較用のシュパーブプロ)
なので、サイズの小さいフレームに取付ける場合は、
見た目のバランスが悪くなったり、ケーブルの引回しが窮屈になる事もあります。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
ちなみに、シートチューブが51cm(C-T)のフレームに付けるとこんな感じ。
どうですかね?

それしても、こんなユニークなブレーキは、もう二度と世に出ないでしょう。
世界ナントカ遺産に指定したいくらいです。

では