COLNAGO MEXICO パーツ準備完了

COLNAGO MEXICO のパーツの準備が整いました。

いつものように、


ネジ一本にいたるまで徹底的にオーバーホール済み
ここまですることで、
見えにくいところのサビや磨耗、潜在的な問題にも対処できるので、
この先の寿命が全然違ってきます。
もっともっと永く使って欲しいんです。

さて、
メインパーツはカンパニョーロ SUPER RECORD










見ての通り、かなりいい感じで仕上がりました。


ブレーキパッドはカンパ純正新品に交換しました。

ハブは入荷時には MICHE Competition が付いていて、
コンディションも全く問題なかったのですが、


ストック品の Campagnolo RECORD に換えます。
だって
カンパのフルセットです!
って爽やかに、きっぱりと、言いたいじゃないですか ^^

ホイールは、


AMBROSIO MONTREAL MEDAILLE D’OR
 未使用リムと
DTSwiss の新品スポークで新たに組み直します。
足回りは心機一転、安心して乗っていただけます。


ステムは CINELLI 1A。刻印の墨は入れ直しました。
バーは CINELLI Canpionne del mondo もちろん当時物です。

ボスフリーは SUNTOUR NewWINNER 7s が付いていたのですが、
フレームとのクリアランスが不足していたので、


イタリア製 REGINA ORO 6s に交換します。


サドルは San Marco ROLLS シボ革の当時品です。

下ごしらえは完璧!
総組みをしたら完成です。
もう少しお待ちくださいませ。

MONTAGNER 嫁入り支度・きらきらホイール

MONTAGNER の嫁入り支度、推進中です。

リムはレトロなアルミポリッシュにしたい、
というお婿さんの希望により


MAVIC MONTHLERY LEGERE を。
中古ですがこのコはまだまだイケます。


映り込むくらいに磨いて、
新品のスポーク(DTSwiss製)で組みました。
ハブはカンパニョーロ RECORD


はい、きらきらホイールの完成!
これで天気のいい日に走ると、さらに眩しくきらきらです ^^

ただし、
この美肌を維持するには日頃のお手入れが欠かせませんよ。

—-
アルミ地肌時代の旧いリムは
磨けば光るし、ラベルのデザインもとても魅力的ですが、
アイレット(スポーク穴のハトメ)が構造的に弱い物や、
アルミの材質自体もヤワい物がありますから
コンディションの見極めが肝心ですね。


コンディションの良いのを入手したなら、
永く楽しむためにはシャキッとしたスポークで、
テンションバランスに気を配ってホイールを組みたいものです。

では

Campagnolo GRAN SPORT のオーバーホール (2)

カンパニョーロ・グランスポルトのオーバーホール、
前回、分解〜洗浄まで済みました。


脂っ気ゼロのままでは錆びやすいので、
長期防錆オイルを施しておきます。

ハブやペダルなどアルミ地肌が曇っているものは、


少しポリッシュ。
つやつや美肌になりました ^^

あとは組み立てです。
古い油や汚れは完璧に落としてあり、
細かいパーツまで問題がない事も確認済みなので、
組み立て作業に集中できます。
ネジの一本一本にもこまめにグリースを使います。

作業中の写真が撮れてなくて、ごめんなさい。
(グリースだらけの手でカメラを触るのが… )

組んだら、
ベアリング、摺動部、可動部を何度も動かし、
ガタや機能的な問題がないことをよく確認します。

仕上げに、
はみ出したり不要に着いてしまったグリースを
綺麗なウエスでしっかり拭き取ります。
余剰なオイルは汚れを呼ぶからです。

さて、


じゃじゃーん、完成です!












30代半ばとは思えない若々しさです。
中学生のお子さんがいるようにはとても見えない ^^

GRAN SPORT は RECORD系 に比べると
一部の材質や仕上げでコストダウンが図られていますが、
実は RECORD との共通パーツも多く、
一般ユーザーにとっては性能的な差はほとんどないと思います。
リアメカやクランクのデザインも好きだなぁ ^^

せっかくの美品フルセットなので、
できれば完成車を組むときにまとめて使いたいです。
ウチの可愛い BABY たち


との組み合わせもイイですね。
このほか


SUPER RECORD などの美品も
このコ達のためにストックしてあります。

では

Campagnolo GRAN SPORT のオーバーホール (1)

遥か彼方のアノ国から届いた箱に


ぎっしり入っていたのは


Campagnolo (NUOVO) GRAN SPORT

ケーブル関係以外は揃っている、ほぼフルセットです。
1981〜2年頃のものです。

完成車から取り外したそのまんまのようで、



しっかり汚れがこびりついていますが、
そんなに使い込まれているのではなさそう。

お風呂に入れて垢を落とし、
血液と腸内をデトックスして、
エステでお肌を整えれば、
健康的なかわいコちゃん、になるでしょう ^^

そのためにはオジサンは手間を惜しみません。
容赦無く完全に分解バラバラにしたら、


遲乾性のパーツクリーナーと
ブラシ、筆、ナイフ、なぜかジャムの空き瓶などを使って
奥の奥、隅の隅、ネジの一本一本、バネの隙間まで



神経質なほど丁寧に汚れを落とします。
灯油などに漬けてジャブジャブゴシゴシ、という事はしないので、
すごく手間がかかるんです。


ふぅ。
自分との戦いに勝った瞬間です。

ここまでやれば、
細かいパーツの状態まで十分確認することができます。
今回は、とりだてて修理や交換は必要なく、



ベアリングの状態も良好で、
スーパーいい感じです。
こんなラッキーはめったにありません ^^

今日はここまで。続きは次回に!

LEGNANO GRAN PREMIO パーツ詳細

LEGNANO GRAN PREMIO パーツの準備ができました。


メインパーツには、同時代の
Campagnolo GRAN SPORTRECORD を混ぜて使います。


いつものようにオーバーホール済み。










前後ハブは RECORD です(後ハブはラージフランジ)。
シートポストは SUPER RECORD(カットされて短い)。

その他、


Ambrosio チューブラーリムと DT Swiss 新品スポークで、
すでにホイールは組み済み。


サドルは San Marco ROLLS


ハンドルバーは NITTO M.185、ステムは ENE CICLO 共に新品。
クラシックスタイルの物です。


フレームのネジネジをホジホジして、
下ごしらえはすべて完了。
完成までもうちょっとです。

GRANDIS DONNA パーツ詳細

完成車準備中のスタッガード型フレームの GRANDIS


パーツのオーバーホールが完了しましたのでご紹介します。

まず主食は Campagnolo GRAN SPORT





どれもなかなかの美品ではあ〜りませんか ^^


フロントディレーラーは Campagnolo RECORD ナメクジデベソ。


ブレーキは Universal MOD.125
シューはゴムが古くなっているので、新品の代打を使う予定です。


ステムは 3ttt “GRANDIS” 刻印
ハンドルバーも 3ttt オールラウンダー型。


グリップ部分の径が実測23.5mmとドロップバーと同様の太さなので
(通常のオールラウンダーバーは22.2mm)
ドロップバー用のブレーキレバーを使います。
イタリア車ではよくあることです。


レバーはヨシガイ GRAN-COMPE ピカピカ品です。


フリーホイールは REGINA ORO
16〜28T とツーリング車的なギヤ比です。


シートポストは RINO 。


ハブは Ofmega、リムは FIR クリンチャーです。
ハブのOH、振れ取り、スポークテンションバランス調整済み。
タイヤ、チューブ、リムテープは新品を使います。


サドルは AVOCET、クッションが厚めの物。

さて、
下ごしらえは完璧。
あとは総組して、写真をたくさん撮ったら販売開始です。
もうしばらくお待ちください。

DURA-ACE デュラエース隠蔽工作ステム

前回に引き続き、デュラエース7400系ネタです。
ご存知の方も多いとは思いますが、


昔はデュラエースにもハンドルステムがありましたね。


クランプ機構が内蔵された「のっぺらぼう」なカタチは
DURA-ACE AX から持ち越されたエアロデザインです。

このコ、なかなか面白い作りになっていて、


この部分はボルトではなくて、単なるフタ。


フタを外すと縦にも横にも空洞があります。
ボルトの頭はそのもっと奥で、見えません。
じゃ、どうやって締めるのかというと


ヘキサゴンレンチ(昔はアーレンキーと呼ぶのが一般的でしたが)
の長い方を突っ込んで、


いわゆるエクステンダーを使います。


フォークコラム側の引き上げも同様です。
エクステンダーはこのステムを新品で買うと付属していました。


ただの鉄パイプですけどね。

で、全部バラすと中身はこうなっています。







独自の隠蔽工作。オリジナリティがあって大変よろしいです。

長い引き上げボルトを使わないので軽量なのかも?


…いや、さほどでもなかった。110mm品で280gは普通かな。

バークランプ機構を内蔵したステムとしては


チネリの 1R の方が先だし有名ですよね。
1Rステムはこちらで詳しく紹介しています)



どちらも美しいです。
いい勝負、してるんじゃないでしょうか?
DURA-ACE の方がボディラインがなめらかでお色気がある感じ?

チネリさんもシマノさんも、ぜひ復刻版をお願いします!

では

Shimano DURA-ACE 7402 74デュラ

ひさしぶりにシマノ製パーツをメンテナンス。


90年代始め頃のデュラエース 7402番です。
分解した小パーツひとつひとつにも品質の高さが感じられます。


これまだ現役で使ってますよ、って方も結構いらっしゃいますよね。
名機だもの。

型番で 74xx のデュラエースは、
ひとまとめに「74デュラ」などと呼ばれることがありますが、
1984年の6速SIS(Shimano Index System)の7400番から
7401, 7402, 7403, 7410 と実に12年もの長期におよびます。
進化の早い時代でもあり、互換性にも注意が必要なので、
あまり「いっしょくた」にするのもどうかと思うんですけどね。

で、初めてリア8速になったのが 7402番 です。


この頃には最初のSTIレバーも登場するのですが、
当時まだ STI というものになじめなくて(値段も高かったし)
写真のダブルレバーを選択する人も少なくなかったと思います。


7402 のリヤハブは8速のカセット式です。
オーバーロックナット寸法は130mmに。
一見イマ風ですが、スプロケットはトップギヤねじ込み式で、
現行のシマノ製品とは互換性はありません。


7402 のブレーキは デュラエース最後のシングルピボット式
う〜ん、やっぱりシングルピボットが好き ^^
見た目は初期型の7400からほとんど変わりませんが、
引きを軽くするために SLR(Shimano Linear Response)を採用。
ブレーキ本体のバネを弱めると共に


ブレーキレバー側にもスプリングを追加するようになりました。
ワイヤーを上から出せないのが個人的にはちょっと残念。

なお、ブラケットフード(パッド)が少し白っぽくなっているのは


ゴムのベタつき発生を抑えるためにベビーパウダーを叩いているから。
ゴムパーツはスペアの入手が難しいので大切にしないと。

74デュラと同じ時期、カンパでは C-RECORD ですね。
シマノの SIS に対してカンパは SYNCRO、STI に対して ERGO と、
機能ではシマノの後をカンパが追う格好でしたが、
デザインでは C-RECORD(特にクランクやデルタブレーキ)は、
ちょっと他とは違う空を飛んでいた感じで。
お値段も相当高かったので、
お空を見上げても、私の視力ではよく見えませんでしたよ ^^;

では

Campagnolo VALENTINO ヴァレンチノ

先日完成した赤い LEGNANO で使われている


カンパニョーロ・ヴァレンチノ VALENTINO をもう少し詳しくご紹介します。

VALENTINO は、
カンパニョーロの中ではいわゆるエントリーモデルで、
GRAN SPORT のもういっこ下というポジション。
また、シフトレバーと前後変速機のみのセット、というのも特徴です。
今回の LEGNANO のように、
大手メーカー製のミドルレンジ以下のモデルに採用されることが多かったようです。


シフトレバーはバンド付け専用。


なので、レバーは RECORD とは互換性がありません。


大きなローレットがチャームポイントですね ^^

リアディレーラーは60年代中頃の Valentino GS から始まり、
SUPER, EXTRA など何度もマイナーチェンジをしていますが





これは扇型のプーリーケージが特徴の Nuovo VALENTINO。
77年から83年頃まで作られたモデルです。

フロントディレーラーは、残念ながら実物が手元にありません。


80年代初めまでマッチ箱ボディのスライド式でしたが、


最終的にはNuovo VALENTINO でパンタグラフ式になります。

VALENTINO は
RECORD などと比べるとやはりチープな作りですが、
いまや、そこがかえって味わい深いところでもあります。
また80年代中頃までこのレトロな姿のまま作り続けられた
というもの、なんともスゴイですね。
さすがカンパニョーロだ、というのは皮肉ではありませんよ ^^

リアルタイムでも日本にはあまり入ってきていないようで、
ある意味、玄人好みのパーツと言えるかもしれません。

では

庶民派 LEGNANO パーツの詳細

赤い LEGNANO レニャーノの
パーツのオーバーホール完了しました。


ので、ご紹介します。


Campagnolo VALENTINO ヴァレンチノのシフトレバーと、
リアディレーラーが Nuovo VALENTINO。
いい味出していますねぇ。美品ですし。



ギヤクランクとハブは LEGNANO印。OFMEGA製です。
LEGNANO 好きな方にはおなじみですね。


ブレーキは UNIVERSAL。文字には赤色を入れました。
シューは失われているので代打を検討中。
なるべく厚みがあるものが良いです。



ブレーキレバーはクラシックな BALILLA GG80。
鳥さんのロゴが超シブいです!


ハンドルバーとステムは共に 3ttt。
バーにはオリンピックマークがあります。


フリーホイールは REGINA の5速です。
軽快な音でスムーズに回ります。


ヘッドパーツは OFMEGA製。
上ワンの未確認飛行物体的な形が面白いです。


サドルは Selle Italia SPRINT バックスキン。
クリーニング済み。
少し色落ちしてますが破れなどなく、まだまだイケてます。



リムは FIAMME フィアメ赤ラベル。もちろんチューブラーです。
ホイールセンター、振れ取り、スポークテンション調整済みです。
古いリムセメントは除去済み。磨いてツヤツヤ。

付いていたフロントディレーラーは使えなかったので代打を送ります。


ちょっと意外な DURA-ACE EX。
ここでは外国人選手ですが、時代は合っていますよ。

完成までもうちょっとお待ちください。

庶民派 LEGNANO パーツをオーバーホール

赤い LEGNANO のパーツのオーバーホールを進めています。


どばっとまとめて分解洗浄。
すっきりさっぱり、いやぁイイ湯でした。





おそらく多くは新車当時からのオリジナルパーツだと思いますが、
サビはほとんどなく、フレーム同様になかなか良い状態です。
おもわずニヤけます。

今日はここまで。途中経過ってことで ^^

 

Campagnolo VENTO 16-HPW エアロホイール

90年代中頃のカンパの完組エアロホイール



VENTO 16-HPW です。
総アルミでぴかぴかのエアロリムが、なかなかの存在感ですね。
専用ハブに16本扁平スポークも当時としてはかなり攻めてます。
スプロケットは8速です。

これはお客様からメンテナンスを依頼されて預かったもので、
実は後輪ハブに大きなガタが出ています。

玉押しが緩んでいる、というような単純な原因ではないので、
バラしてみたところ…
ドライブ側(スプロケット側)のベアリングのボールが
なんと3個も足りていませんでした。
ありゃりゃ ^^;

2個はハブボディ内のグリス溜まりの溝に潜り込んでいるのを発見。
もう1個はどこにも見当たらず。
それ以外にも、リアハブのアセンブリ(組立)に間違いがあり、


ロックナット幅が130mmより1.4mmほどオーバーしていました。
そのオーバー分はすべてドライブ側で、
つまりホイールのセンターもそれだけ左へズレている状態。

現在のオーナーさんは、これを中古で購入されたのですが、
「なんかおかしいぞ」ということで当店に持ち込んでこられました。
以前の持ち主さんがやってくれちゃったんですね。
まぁよくある事です。

で、もちろん分解洗浄。ついでにフロントのハブも。


リアのシャフトなどに通常ではつかないようなスレが生じていますが、
幸い、致命傷には至っていませんでした。



足りない物は追加して、正常なアセンブリをすると、
ガタなくスムーズな状態に復活しました。
これなら全然大丈夫です。
よかった、よかった。


オーバーロックナット幅も正常値に。

さてスプロケットを付けて、ディレーラーの微調整して出来上がり!
かと思いきや、
チェーンをトップギヤへ入れると、


チェーンとエンド(ディレーラーハンガー内側)が少し接触するようになっていました。
むむむ、これまでは「怪我の功名」で動いていたか…
元々クリアランスが厳しい箇所なので、たまにある事なんですけど。

エンドが曲がっているわけではなかったので、


ハブのスペーサーの厚みをを若干増やして接触しないようにしました。

よし、これでビュンビュン乗れますよ。

では