★新着情報 CASATI 1970s 販売開始!

CASATI カザーティー のビンテージフレームが入荷しました!

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CASATI はイタリア自社工場でのハンドメイドにこだわる歴史ある人気ブランドです。
このフレームは1970年代製のビンテージ。
完璧なレストアが施され、まるで新品かのようにピッカピカです!

フレーム+フォークで販売します。
詳細は商品ページをご覧ください!

★新着情報 ROSSIN 1980s 今度はホワイト

今度はホワイトパールの ROSSIN ロッシンが入荷しました。

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80年代のフレームです。
パープル/オレンジ/レッドの配色は珍しいかも。
鮮やかでさわやかな雰囲気になっています。

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フォークのコラムチューブには、鎌倉銘菓「鳩サブレー」が…
もとい、コロンバス COLUMBUS の鳩さんマークの刻印があります。
フォークコラムの内側にはスパイラルがあり、コロンバスSLで間違いないでしょう。

実はこのコ、写真だと分かりにくいのですが、なかなかスペシャル!な造りです。

やや先調子のきれいなカーブのフロントフォークですが、
よく見ると、

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フォークブレードにエアロ的な「つぶし」加工が施されています。

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分かりやすいように青い針金を巻いてみました。
フォークの前方側がかなり尖った、水滴型断面になっているのが分かりますか?

チェーンステイにも同様なつぶし加工が施されています。

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チェーンステイの下側がかなり尖っているでしょう。

エアロというより、剛性アップのための加工ではないでしょうか。
クラウンやBB、エンドに近い部分にはつぶしが無い、通常の形状なので、
おそらく、ロッシンの工房にて、ビルダーが手加工をしたものと思われます。

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エンドは、超ショートなロードエンド(ほぼストドロ)を採用。

コンディションは、
キズはちょいちょいありますが、ホワイトパールのペイントの状態はまずまず良い方。
白いフレームにありがちな「日焼け」や「油シミ」も見られません。
デカール類は上の写真のようにかなりキレイです。

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フロントフォーク左足の内側にあるキズがすこし気になるかなぁ。

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BB内部や、見える範囲でのチューブ内側はとても健全です。

サイズは、
シートチューブが約540mm(C-T)、トップチューブが約535mm(C-C)。
ウチの商品にしちゃ小さい方ですね。^^

このコも完成車にして販売する予定です。
パーツは、SレコやNレコのオールドカンパでの構成を考えています。
お楽しみに!

では

★新着情報 1990s DE ROSA を C-RECORD で

以前チラ見せをしました、ダークブルーの DE ROSA。

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パーツの集結に時間がかかってしまいましたが、ようやく組み上げます。

DE ROSA と言えば、
現在でも NeoPRIMATO や NUOVO CLASSICO の美しいスチールフレームを提供していて、
誠に有難いことですね。気になっている方も多いでしょう。

ただ、70年代から DE ROSA を見て来た蘊蓄オジサンの感性では、
現行の NeoPRIMATO や NUOVO CLASSICO は、やはり「現代的すぎる」かなぁと。
シートステイの形式とか、リヤブレーキのアウター止めとか、ストドロエンドとか、
その他、細かいところなんですけどね。
若い頃にヨダレ垂らして見ていた DE ROSA とはちょっと違う。良い悪いじゃなくてね。
同じ思いのオジサン、他にもいらっしゃるんじゃないかな。

そんなこと考えながら探し当てたフレームが、これ。

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クラシックなツーポイントのフラット肩。メルクス用のバイクを彷彿とさせます。

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スタンダードなカタチのシートステイに刻印。

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細身の(オーバーサイズじゃない)ダウンチューブ。

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当然、ロードエンドです。めっきの出し方もシュッとしています。

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菱形チェーンステイも、角張り過ぎずに意外にさりげない。

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リヤブレーキのアウターは内蔵。これは DE ROSA としては珍しいほう。

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そして、この脚線美!

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チューブはコロンバス TSX。ちょっと聞き慣れないですが、
SLXをさらに肉薄にして、トップチューブ内部にもスパイラルを付けたもの。
チューブの太さや形状を変えずに軽量化した、こだわりの高級チューブです。

各部の仕様から、このフレームはおそらく1990年代初め頃の物で、
その当時の NUOVO CLASSICO をベースにした、オーダー品ではないかと思います。

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私としては、特にこのフォーククラウンが、た、た、たまらーんです!
古くからのファンが「DE ROSA はこうであってほしい」と願う、
トラディショナルな要素が揃っているフレームだと思います。

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そしてこのデカールは超レア。はしっこのピンクと水色がすごく効いています。
地味になりがちなダークブルーのフレームが、このデカールで一気におしゃれに。
ことさらレトロ感を強調することもなく、抜群のセンスでまとまっていると思います。

しかもキズ少なく、もちろんヘコミや歪みも見られず、コンディションは上々。

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BB内部もたいへん健全です。

—-
さて、パーツ構成です。
リヤのエンド幅が130mmなので、最近のコンポでも使えるのですが、
それでは時代の雰囲気が出なくてもったいないので、
このところブログでも紹介してきた C-RECORD をメインに組むことにします。

デルタブレーキ編
変速機編
クランクその他編

なお、シフトレバーの右側はCレコ「SYNCRO」の親子レバーですが、

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左側は、諸般の事情により^^; 次モデルの「SYNCRO Ⅱ」のものになります。
見た目の違和感はさほどないと思うのですが。

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スプロケットはカンパ RECORD 8速。なんと新品です。
シフトレバーのインデックス機構は6速なので、基本的にフリクションモードで使用します。
(ギヤ6枚の範囲でインデックスモードもなんとか使える?)

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フロントディレーラーはなぜかCレコ期のコーラス。

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ハンドルバーはチネリ Campione Del Mondo 63-40 400mm。
ステムもチネリ 1A 100mm。ビンテージの定番です。

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サドルは セラサンマルコ REGAL の美品です。大鋲がカッコイイ。
レールはめっきされておらず、磁石も付かないので、たぶんチタンでしょう。軽いし。

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リムは ARAYA の PRO-STAFF 340。
その名の通り340g、90年代のレース向けチューブラーリムです。

全てのパーツは個別にメンテナンス済みなので、あとは組むだけ。
これはすごく良いものになること間違い無し!
お楽しみに!

では

★新着情報 ROSSIN 1980s 真っ赤なロッシン!

真っ赤な ROSSIN ロッシンです!!

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このフレームは1980年代後半の、
名工マリオ・ロッシン氏自身が関わっていた頃の物です。
鮮やかなイタリアンレッド。そしてROSSINの代表的なペイントパターンです。
チューブは名品コロンバスSLX。

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ガッチリしたROSSINオリジナルのBBシェルは見るからに剛性が高そう。

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カンパ製のロードエンド。
レーシーな雰囲気におもわずニンマリします。^^

ただし….

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塗装のタッチアップがたくさんあります。特にトップチューブに。

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チェーンステーのメッキにも傷みが広がっていました。
本来、ここに”ROSSIN”のデカールがあった痕跡も。

しかしながら、
ヘコミや歪みは見られず、エンドの平行性も芯も出ています。BBシェル内部もきれいでした。
これは乗らなきゃモッタイナイ!
フレームサイズはシートチューブ、トップチューブ共に約560mm(C-C)です。

で、パーツは

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以前ブログでご紹介した「Cレコ期の初代コーラス」です。
変速機編
ブレーキ編
クランク他編
時代的にも、雰囲気的にも、ぴったり!
シフトレバーだけはなぜかカンパのビクトリーになります。^^;

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ステムは、3ttt Status。
バーも 3ttt GRAND PRIX 400mm(C-C)。プリントのロゴは擦れてしまっています。

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サドルは、Sella Italia MAX。マンガンレールで軽量です。
表皮は革製。革専用のクリーナーとコンディショナーでお手入れしました。
尻アタリのよいサドルです。

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リムは、FIR EU90 700cクリンチャーです。イタリア製。

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フリーは、サンツアー ニューウイナー, 6s, 14〜21T

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タイヤは、Panaracer RACE L Evo2 新品。軽量タイヤです。
チェーンは、シマノHG71。新品です。
ワイヤー類も全て新品です。

価格は…
全体的にキズや使用感がありますので、抑えた価格にする予定です。

すでにほとんど組み上がっていますので、まもなく販売開始です。
お楽しみに!

では

TOMMASINI もお嫁に行きます

この艶っぽい TOMMASINI トマジーニ。

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この度、めでたくお嫁入りが決まりました。(なぜか泣く私)

先だっての MASI GC の時もそうですが、
おムコさんになる方は、実車を見に来られて決めていかれました。
商品には自信がありますので、
できれば実車を見ていただいて、気に入ってもらえるのが
私としてもうれしいですね。^^

そのおムコさんからのご要望で、
体格にあわせてステムとハンドルバーを交換。

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ステムはチネリ1A、バーもチネリの GIRO D’ITALIA。ど定番です。
バーテープは懐かしくも高級感のある藤田の革の編み上げ式に。
サドルはご自身でブルックスに換える予定とのこと。いいですね!
末永くかわいがってもらえそうです。

では

★販売開始 DOBBAT’S ドバッツ ロードフレーム

愛知県の工房「ドバッツ・ライノ・ハウス」製のロードフレームです。
http://www.dobbats.com/

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ろうを滑らかに盛った非常に美しいラグレスです。
さらに、斜めにバッサリ切り落とされたシートステイ部分は独創的。
シフトワイヤーとリヤのブレーキワイヤーも内蔵式でスッキリしています。
Made in JAPAN ならではの繊細な仕上げです。

ダウンチューブのシフトレバー台座は、右側(リヤ側)のみで、
フロントシングルのカジュアルなロードバイクを意図した設計です。

この美しく個性的なフレーム、違いの分かる方におすすめします。

サイズは、
シートチューブ:約520mm(C-C)、トップチューブ:約520mm(C-C)。

価格や詳細は、商品ページをご覧ください。
よろしくお願いします!

もったいないロードフレームの使い道

タイトルの「もったいないフレーム」とは、これです。

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シートステイの彫り物に「IMPETUS」とあります。
火の鳥らしきマークや刻印もありますが、
実はこのブランドについては、私には詳細が分かりません。
でも、とても作りの良いフレームです。

ラグワークも、フロントフォークも、清く正しく美しいです。
チューブはコロンバス製(たぶんSL)。
ロードエンドやシフトワイヤーガイドはカンパニョーロ製。
塗装の下はオールめっき。
80年代の日本製でしょう。
きっと由緒正しい出自(OEMの製作元)ですよ。

ただし…トップチューブに立派なヘコミがあります。

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これがカーボンフレームならバキッと割れているでしょうね。

一応、フレームゲージをあててみると致命的な問題は無し。
まだ乗れるっちゃぁ乗れるんだけどなぁ。
もったいなーい。モッタイナーイ。

せめて「ブログのネタ」になってもらおう、ということで今回登場となりました。^^

それで、このフレーム、何に使うの?
という疑問はさておき、
痛んでいる塗装を全て剥離する事にします。

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剥離材、強力タイプです。匂いも強力です。

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どろん、としています。
これが間違って体にに付くと痛いっ!ですからね、

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ハケで飛ばさないように、ゆっくり、でもたっぷり塗ります。

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すると、わずか20〜30秒でキモイ感じに塗装が浮き上がってくるので、

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まだ柔らかいうちにスクレーパーかヘラで軽くこそぎます。
細かい所はブラシも使います。
今回は下地めっきのおかげか、いつもより楽に剥がれてくれました。

フレーム全体に一度に塗ってしまわずに、部位で分けて作業したほうが安全です。
できれば、シートポストを取付けておくと、それを掴んで作業ができます。

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水で洗い流しながらブラシで塗料カスを取り除きました。
細かい所はまだ残っていますが、2回目の作業でほぼきれいに落とせました。

剥離完了!
「オールめっきが抜群にきれい、すばらしいです!!」

…と言いたかったのですが、世の中はそう甘くない。

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トップチューブのアウタートンネルは、めっきを施した後に追加工作したもので、
火であぶった後やヤスリの後が残っていて、ちょっと見苦しいです。
他にもちょいちょい、塗装に隠れてたシミやそばかすが。
どうせなら、ヘコミもパテ盛りして、ラグめっきで再塗装すれば…
なんて欲も出てきますが、ま、それは、ね。

さて、
ヘッドパーツも付けました。安物ですがITA規格の新品です。

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うーん、なかなかいいねー。

で、このフレーム、何に使うのかって?
そりゃぁもう当店の「看板娘。」になってもらいましょう!

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ほんとに「看板」ですよ。
(^^)/ (作成中です)

え? こんな使い道では、もったいない?

では

ロードエンドの謎

80年代以前のロードレーサーだと、

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たいてい、こういうエンドが使われていますね。
今回は、これについて、よもやま話なんかをウダウダやります。

日本では「ロードエンド」と呼ばれています。
後輪軸を2〜3cmくらいスライドさせることができ、
軸の位置を決めるためにアジャストボルトが付いているのが特徴です。
トラックレーサー(ピスト)のエンドを「正爪」というのに対し、
ロードエンドを「逆爪」と呼んだりもします。(死語でしょうか)

最初の写真はカンパニョーロ製のロードエンドで、1970年頃の物です。
同じカンパ製でも、これより古いものだと、泥よけ用のダボが付いていたり、
もっと古い50年代だと、変速機のハンガーやアジャストボルトもありません。
それより昔のことは分かりませんが、歴史の長い物なんですね。

その後1977年頃からだと思うのですが、
カンパ製のロードエンドは小型化されます。

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これを「ショートロードエンド」と呼んで区別していました。
80年代の主流です。

ロードエンドを製造していたのはカンパニョーロだけではありません。

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シマノ

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サンツアー

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サンプレックス

変速機を作っていたメーカーは、たいて自社エンドがあったように思います。
部品メーカー以外も、フレームの工房やブランドでオリジナルのエンドを作ったり、
ブランド名を刻印したりということもよくありましたね。

こうして見ると、みんなロードエンドが好きだったんですね。^^

安い自転車だと、プレス製の安っぽいエンドだったりしますが、
しっかりしたロードエンドが付いているというのが、
由緒正しいロードレーサーの条件やアイデンティティでもありました。

あと、重要なのが、エンドのクローム(めっき)です。
塗装が剥げ易いところなので実用的ですし、

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ここがキラッと輝いているのは高級感もあって断然カッコいいですよね。
当然、コストもかかりますからね。


突然ですが、ここでクエスチョンです!
ロードエンドは車軸を数センチもスライドさせることができますが、
これはいったい何のためでしょーか??
♪(ジングル)

これの正解をさらっと答えられる人は、案外少ないのでは。
正直、私もさほど自信はありませんが、
レースのコースによって、ギヤの歯数を大きく変える場合、
変速機でカバーできないなら車軸をずらして合わせる、という用途だと思います。
でも、私の経験では、
通常エンドの最も前の部分に、つまりリヤセンターが最短になるようにセッティングして、
そこからずらす事はまず無かったですね。
歯数そんなに変えないし、リヤセンター伸ばしたくないし。^^;

その他には、
「昔のフレームは製造時の精度が低かったから、車輪のセンターを出すため」
と答える人もいるようですが、
もしセンターを出すためだけなら、ほんの数ミリずらせれば十分ですから、
もっと意図的にスライドさせる必要性が、本来あったはずです。
それに、昔のロードフレームはたいてい精度良いですよ。^^

その他の回答をお持ちの方、ご教示ください。

実用的な意味は無くなったとしても、
「ロードエンドはビンテージ・ロードレーサーの様式美」
です。
そういうものは大事にしていかなくっちゃ。


ところで、これは

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ストレートドロップアウトエンド、
略して「ストドロ」なんて呼ばれてました。
昔はツーリング車向きのエンド、という立ち位置でした。
でも、現代のロードバイクのエンドはたいてい「ストドロ」の末裔です。

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合理的です。
でも、もはや強度や精度以外、語られることはないかもしれません。
ちょっと寂しい。

では、今回はこれでエンド

カーボンフレーム黎明期のレイダック

ちょっと珍しいモノがあるのでご紹介します。
1990年頃?のブリヂストン製レイダックのカーボン仕様フレームです。
カーボンフレームは、当店としては基本的に「守備範囲外」なのですが、今回は特別。

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レイダック RADAC と聞いてなつかしい方もたくさんおられると思いますが、
20〜30年くらい昔の、ブリヂストンのスポーツ自転車ブランドです。
アルミフレームやアルミ/クロモリのハイブリッドフレームのイメージが強いですが、
フラッグシップとしてこのカーボンモデルもありました。
当時のオリンピック選手やトライアスロンのトップ選手にも使用されたらしいですが、
ネット上の情報も少なく、希少、あるいは珍品かも??

カーボンフレームといっても、最近のモノとはかなり様子が違います。

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主なチューブはカーボン製ですが、
フォーク、ラグ、BBシェル、ヘッドチューブ等はアルミ製の「ハイブリッド」です。
しかも、カーボン地の部分も 指ではじくとカーボンらしからぬ高い音がしますので、
薄いアルミチューブにカーボン巻きなの??かもしれません。
まだ、カーボンモノコックで作る技術が無かったんですね。
まさに「カーボンフレーム黎明期」の物と言ってよいと思います。

それでも、手に持てばすぐにわかる程に軽いフレームです。
シートチューブが約525mm(C-T)、トップが約525mm(C-C)のサイズで、
本体+フォーク+ヘッドパーツ+シートピン+ロードエンドアジャスタ付き
の状態で実測約1930gでした。(厳密な計測ではありません)
これは当時としては抜群に軽量だったでしょう。

パイプとラグを繋ぐのに接着剤を使っていますが、
歪みやクラックやガタなどの問題は見られません。
シートラグ内側のシートステイの接合部にはネジが切ってあるのも見えるので、
ちゃんと信頼性が検討されているのでしょう。そこはさすが国産、ブリヂストン。

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このフレームには、DURA-ACE のシートポストが付属しています。
えっらい美品です。
シートポスト外径は25.8mm。妙に細いのはラグがアルミ製のためでしょう。

リヤのエンド内幅は126mmですが、
試しに130mm幅のホイール(DURA-ACE WH-7850)をはめてみたところ…

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さほど力を加えることなくあっさり収まりました。
チェーンステイの根元にブリッジが無いためか、素材の特性なのか、
後三角(言い方が古いかな?)は横方向へ少し柔軟性があるようです。
エンドがハの字に広がったり、ホイールのセンターがずれたり、も見た感じでは無さそう。
10速スプロケットとフレームのクリアランスも取れていそうなので、
最近のコンポで組めるかもしれませんね。★保証はできませんが。^^;

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前輪もはめてみました。うん、現代風のホイールも存外よく似合うじゃない。
フレームは全体的にかなりきれいだし、
トップチューブがホリゾンタルで、チューブが極端に太くないのも、いいな。

で、これ、どうしようかなー。
店のホームページじゃなくて、ヤフオクに出品するかもしれません。
もうちょっと考えます。

では。

追記:この商品は完売いたしました。ありがとうございました。

酒の肴にシートステイ

シートステイの先っぽ、つまりシートポスト付け根のあたり、
あそこは、ほんっとにいろんなカタチや装飾があって面白いです。
ブランドによって個性が出ますし、時代によっても変わりますし。
今回はそこんところを、例によって、ユルく、うだうだ語りたいと思います。

まずは、最もノーマル、と思うものを。

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1970年 MASI マージ
実に飾りっ気がないですが、全てここから始まる感じがします。
端正に削り込まれた周辺のラグワークも含めた景色に品があると思います。
ビルダーさんが真剣にヤスリをあてている姿が浮かびますね。

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1980年代 DE ROSA デローザ

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1985年製 NAMBEI ナンベイ
このコたち2台は、カタチはごくノーマルですが軽めに刻印が入っていますね。
このくらいシンプルなのがロードレーサーとしては「潔く」て好きです。個人的には。

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1980年代 TOMMASINI トマジーニ
シートステイのチューブがダブルテーパー(チューブの両端が細くなる)仕様のため、
先端が細くなっていますね。繊細な印象がします。

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1970年代 CHERUBIM ケルビム
先端が巻き付くようになっているので「巻きステイ」と呼ばれます。
(写真が悪くてちょっと分かりにくいですけど)
特にランドナーやスポルティーフなどツーリング車で人気のあるカタチですね。
フランスの名車、ルネ・エルス(昔は「ルネルス」と呼んでました)の影響かな。

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これも巻きステイですが、よく見ると左右のフタが一枚でつながっています。
「一本巻きステイ」と言ってたかな。
これは滅多に見かけないです。珍しいと思います。

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1970年代 COLNAGO コルナゴ
フタが丸く凹んでいるタイプは今でも見かけますね。昔から人気あります。
でも名称が思い出せません。たしかいろんな呼び方があったような…。

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これも同じくフタが丸く凹んでいるタイプですが、
フタが大きくて、美しくめっきもされていて、ドヤって感じ。目を引きますね。

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1970年代 CHESINI チェジーニ
フタに丸い凹み、めっき、刻印。ゴージャス、雰囲気満点です。

シートピン部分にシートステイが集まるのが「集合ステイ」。

Supercorsa rosso ferrari seat tube
代表的なのはやはりチネリのスーパーコルサ。
写真はチネリ公式サイトから拝借。現行のスーパーコルサも伝統の集合ステイです。
昔、集合ステイを初めて見たときは、シートラグの横が空いているのが寂しく感じて、
あまりいいとは思わなかったんですが、じわっと好きになりました。
小さ目のフレームでも、後ろ三角が大きく見えてバランスが良い、という話もありますね。

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1980年代末頃? DOBBAT’S ドバッツ
(愛知県の工房、ドバッツ・ライノ・ハウス製です)
これはかなり個性的というか特殊。
形式としては「集合ステイ」と言えますが、
シートチューブの上端が、斜めに大きく切り落とされています。
しかも、とても滑らかに肉を盛ったフィレット溶接。
手間を惜しまず、オリジナリティにこだわる姿勢はすばらしいです。

いかがでしたか。
毎度、サンプルが少なく、ショボくて申し訳ありません。
世の中にはもっといろんなものがいーっぱいあるので、
特にビギナーの方は、あまりブランドにとらわれずに「自分の好きなカタチ」
というのを探してみると面白いと思います。

たくさん見ていると「これは手間をかけて丁寧に仕上げてあるなぁ」とか、
逆に「一見、凝った工作に見えるけど鋳物で合理化してるな」 とか
見えてしまって、楽しみ方も広がり??ます。

もし、私が個人的に乗るロードレーサーを新調するとしたら、
最初の方に出てきた、ごくノーマルなものを選ぶと思います。
ツーリング車なら巻きステーで、フタの部分をめっきにしたいなー。
とか、妄想ですけど。^^;

古くても新しくても、ハンドメイドの良さが出ている物が好きですね。
だからスチールフレームなんです。
「いい仕事してますね〜」とか言いながら芋焼酎をクッといきたいわけです。
ビールでもいいですけど。

では

フォーククラウンは見どころ満載

先日、フロントフォークのカーブについて微妙な話を書きました。
今回は、フォーククラウン(肩の部分)について細かい事をうだうだ書きます。
(あまり難しい事は抜きで)

クラウンは、カタチで分けると大雑把に言って
・スロープ型(なで肩)
・フラット型(いかり肩)
の2種類に分類されることが多いですね。
なお、ユニクラウン(MTBの様にブレードを曲げて直接溶接する物)は、ここでは除外します。

ともかく、手元にある物を見ていきましょう。

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1970年の MASI マージ
古典的で典型的なフラット型です。
シンプルで少し柔らい感じで仕上げられています。派手な装飾は無くても十分に美しいです。
よく見ると裏の補強板が長ーいです。全体にペイントしてあるのは珍しい。
「裏までちゃんと見てね」と声が聞こえます。
なお、この時代はブレーキ取付けのナットがまだ埋め込み式になっていませんね。

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70年代の CHESINI チェジーニ
緩いスロープになって、薄くもなっていますが、それでもクラシックな風情。
やはり微妙な丸みというか柔らかさがあるのは、その時代の雰囲気なのでしょうか。

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70年代末頃の COLNAGO コルナゴ
肩の上面にはロゴの刻印、後面には肉抜きがされて、装飾的になっていますが、
力強さも感じます。
裏の補強板にも控えめにクローバー。

他のブランドでも同じように刻印を入れるようになり、センスの見せ所になります。
時代によってクラウンのカタチや刻印のデザインも変化するので、
クラウンを見るだけで、製造された年代が推測できたりします。

個人的には、もっとエッジの効いたフラット型が好みです。

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85年製の NAMBEI ナンベイ
南アメリカ産ではなく、福岡市にある工房で、昔、私がオーダーしたもの。私物です。

一方、典型的なスロープ型と言えば、チネリ(のスーパーコルサ)タイプでしょ。

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概ねこういうやつですね。(残念ながらこの写真はチネリ製フレームじゃありません)
まさに、なで肩。
ブレードにクラウンを挿入する内ラグ式で、スッキリしてますね。

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チネリタイプはエッジを丸く落として、さらに細くヌメヌメにしたものもあります。
見た目インパクトあります。折れないよね?

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80年代半ばの TOMMASINI トマジーニ
ギヤと’T’の文字をモチーフにしたマークを凸に浮き彫りにしています。
二重クラウンを思わせるクラシカルな雰囲気もあって、個性的ですばらしい。
裏の補強板にも大きな肉抜きと墨入れ。気合い入っています。
現行のトマジーニもこれにしてくれたらいいのに、と思ってしまう。高くて買えないけど。

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80年代中頃の DE ROSA デローザ
これ以前は、デローザはカチッとしたフラット型のもの(上記のNAMBEIのに近い)
を長く使っていて、その印象が強かったので、
この「スロープ型でかぶせ式」のものに変わった時、賛否あったと思います。

以上、いかがでしたか。

サンプルが少なくて物足らないかもしれませんが
一応、基本的な物はお見せできたかなと思います。
ビンテージ自転車に限らず、スチールの新車を選ぶ際にも参考になるでしょうか。

では。

ヘッドチューブ見ながらモヤモヤしていた件

今回は完全にヨタ話です。

ヘッドチューブに、
そのブランドのエンブレムやトレードマークがよく描かれていますよね。
星形とかトランプをモチーフをにしたものは多くて、

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DE ROSA デローザはハート

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COLNAGO コルナゴはクローバー、などは有名です。
現在でも変わらないですからね。

ダイヤとスペードはなんだったかなー。ど忘れしました。
並べると戦隊ヒーロー物みたいになりそうです。ジテンジャー。

cioccEPGbg
CIOCC チョッチなんか、全部入りですから。
合体して巨大化する?
まぁ歴史あるブランドだから全然許せます。

一方、イタリアの伝統的な紋章を使うものもあります。

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昔のMASI マージ。
格調高い感じです。日本人にはよく分からないけれど。

cinelli_emblem
チネリも昔はよく似た紋章をエンブレムに使っていました。

アルファロメオ
自動車のアルファロメオのもよく似ています。

みんな蛇がいますね。
気になったのでちょっとググってみました。

ヴィスコンティ家

人を飲み込んでいる大蛇は、ミラノを支配したビスコンティ家の紋章で、

フィレンツェ紋章
草?みたいな赤い文様はフィレンツェの紋章だそうです。
ふーん。
組み合わせるんですね。

じゃ、 東京都の紋章と、三葉葵の御紋を組み合わせてみる?

東京都紋章 葵の紋1
しかし東京都の紋章のデザインは…地図記号かと思った。
都庁のサイトによれば
「明治22年12月の東京市会で決定。太陽を中心に6方に光が放たれているさまを表し、
日本の中心としての東京を象徴しています。」
だそうですが。

話を戻します。

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トマジーニのマークは、ギヤ板と’ T ‘をモチーフにしたもの。
自転車メーカーらしくていいですね。

ただこれ、どこかで似たようなものを見た事があるような…。
ずっとモヤモヤしていたんですけど、

やっとわかりました。

メカブトンタンペイ
ターイムボカーン

ようやくスッキリしましたよ。スカポンタンでした。

では