CINELLI SuperCorsa は C-RECORD にお着替え中

C-RECORD のオーバーホールなどについて
数回に渡って書いてきましたが、




はい、揃いましたねぇ ^^
壮観ですねぇ
このまましばらく眺めていたい。

84年のデビューから89年までの、
もっとも C-RECORD らしい時期のものですね。


とびきりキラキラのホイールも組み終わりました。

んで、CINELLI SuperCorsa への組み上げ中です。


おー!!
ここまでくると更に、ムラムラ ワクワクしますね ^^

一気に完成させてしまいたいところですが、
ここで細かい新品パーツの入荷待ち状態 ^^;
じれったいね。

C-RECORD すべすべお肌のクランクとペダル

引き続き、Campagnolo C-RECORD Cレコの話題です。
今回はペダルから。

カンパのペダルといえば、


個人的には「これでしょう!」という世代なので、
エアロシェイプになった C-RECORD ペダルを初めて見たときは
「ん〜、こうなっちゃったかぁ」
と、うなった記憶があります。

でも大丈夫。
幸い、Dura Ace EX/AXのDDペダルのような奇抜なところはなく、
中身は Nuovo/Super 時代とほとんど変わっていません。



そう、これこれ ^^
伝統的な Campagnolo のままです。これでいいのだ。


回転もとてもスムーズ。これなら末長く使い続けられます。



いかにも初期型 C-RECORD らしい、とても滑らかなお姿。


Cレコクランクとの組み合わせは完璧。Best of the best です。

そのCレコのクランクは



もはや説明不要な美しさですね。
すべすべお肌にスリスリしたくなる ^^

現代のカンパにはもうこういうのは作れないだろうなぁ…。

さて、オーバホールやメンテナンス作業は以上で終わりです。
これより組み立て作業に入ります。
まずは



未使用の C-RECORD ハブと LAMBDA リムで
当店お得意のキラキラホイールを組みます。

C-RECORD 刻印リアディレーラー オーバーホール

チネリ・スーパーコルサ用に持ち込まれた
Campagnolo C-RECORD ディレーラーも分解バラバラ。


いつものようにオバーホールしました。



むっちり、ぽっちゃり、すべすべ ^^
刻印ロゴフルカバーのプーリーケージを持つ
この初期型リアディレーラーは特に人気がありますね。

プーリーケージは大黒様の福耳みたい。 金運上がるかも?
泥が詰まりやすい、なんて野暮は言いっこなしです。

さて、基本的な設計はカンパ伝統の縦型ディレーラーで、
外観デザインほど驚くことはありません。


でも、構成パーツレベルで全て新規設計のようです。

機能的に目新しいのは、


ピボット(ハンガー)ボルト側にもスプリングがあること。
これは初期型だけの特徴です。


ホイールを脱着しやすいように「ディレーラーを後方へ開く」のが
主な目的で「オープンスプリング」と呼ぶ方もいます。


従来通りの定位置、この角度よりも前方には傾きません。
一般的な「ダブルテンション」とはちょっと違うんです。
ただ、これ要注意で、


リアエンドのストッパーと噛み合うこのパーツが強度不足で
ボキッ!と欠けてしまう問題が多発しました。
(中古を探している方はご注意ください)

で、改善されたのかというと、そうではなく、
早い時期に(いつの間にか)この機構は削除されてしまいます。
無くてもそんなに困らないけど、も少し根性見せて欲しかった ^^;

もう一つ、
RECORD グレードの特典、プーリーはボールベアリング入りです。


ただし現代のようなシールドはされていないので、


グリスアップなどのメンテナンスが適宜必要です。
いや、メンテナンスが楽しめます ^^
このプーリーは摩耗が見られるので後日新品に交換する予定です。

組み戻しました。




うん、スッキリしました。艶っぽさもアップ!


フロントディレーラーとシフトレバーの組み合わせも完璧。
デザインの統一感がありますね。
このまま飾っておきたい ^^


シフトレバーはコンパクトなフリクション式ですが、


引きを軽く滑らかにするための機構が仕込まれています。
高級感のある気持ちの良い操作性です。

次回は C-RECORD ペダルとクランクを取り上げる予定です。

C-RECORD デルタブレーキのオーバーホール(2)

Campagnolo C-RECORD デルタブレーキ、前回の続きです。

散々「メンテナンス性が悪い」と言われるデルタブレーキ。
その理由の一つは、
まずインナーワイヤーを



この細い管と穴に通さないといけないこと。
ワイヤーの先端が少しでもバラけていると穴を通らないか、
最悪ワイヤーがもっとほつれてしまいます。
無事通ったとしても


止めネジの直下で短くカットするのが難しい。
うまくカットできたとしても


止めネジを締め込むとワイヤー先端がバラけてしまうので、
後日、調整のためにワイヤーを抜いたりすると、もう穴を通らない。
あはは ^^;
一度、実際にやってみるとわかります。

ワイヤーの長さを決めたら一旦抜いて
先端がバラけないように半田付けする作業は必須でしょう。
半田付けなんて、慣れれば大したことじゃないですけどね。

ブレーキシューもデルタ専用タイプです。


シュー部分だけでもパーツが多い。


1組はこんな構成です。
シューにはトーイン調整用のネジ付きスパイク?が付いています。


ただし、
あまり強く押し出すとパッドが外れてしまいそうなので要注意。

なお、古いブレーキパッドは山がまだ十分残っていましたが、
万全を期するためにカンパ純正新品パッドに交換しました。

さて、キャリパーを組み戻します。




キャリパーアームがガタなくスムーズに動くように調整。


スプリングをかけ、全体の動きを確認したらOK。

完成しましたぁ!





スッキリ爽快!
ふたを閉じても開けてもきれいですね。
劣化のあるアジャスターの白いじゃばらは、新品に交換する予定です。


並べてみると、デルタはかなりマッシブ。背もかなり高いです。
九州ではこういうのを「ふとかねぇ」といいます。

組み合わせるブレーキレバーはこれ。


キャリパーよりちょっと若い1989〜91年頃のレバーです。
個人的には


この大きな「目玉」があるのが重要なポイント。


左(Nuovo REOCRD)から古い順に並べました。
右端の92年頃以降のものから目玉がなくなっちゃう。寂しい。
伝統的なモチーフとして継承していって欲しかったんですけどね。

===
デルタブレーキに見られる
「センタープルのエアロブレーキ」
というアイデアは
Dura-Ace AX Modolo Kronos などが先ですが、短命でした。
デルタはとびきり美しく、それゆえ設計に少々無理はあっても
ちゃんと作り続けたところにカンパの意地を感じます。

次回は、あの丸っこいリアディレーラーを取り上げる予定です。

C-RECORD デルタブレーキのオーバーホール(1)

自転車パーツの文化遺産?
Campagnolo C-RECORD DELTA デルタブレーキ

手元に来ているこれは、



白じゃばらフードに白タイヤガイド、
クイック無しでローレットタイプのアジャスター、
3ピボットパンタ機構という特徴は、
私の認識では「量産型第二世代」1987〜8年頃のものです。

制動性能やメンテナンス性では少々アレなデルタですが、
このユニークで美しい姿は別格。
もはや理屈じゃない、数寄者の世界です ^^

ちなみに、制動性能に関しては


この5ピボット機構に変更されてからのモデルがおすすめです。

さてさて、例によってバラバラ、オバーホールしました。



構成パーツの多さ、複雑さは天下一品。

中でも目を引くキモの部分のアッセンブリー。



これだけを見てもなかなか芸術的?
さらに関節部分のEリング(裏表で計8個)を全部外すと、
完全に「こっぱみじん」にできるのですが、
よほどの事がなければそこまでやる必要はありません。


筆などを使って隅々まで丁寧に汚れを落しています。

で、このマジックハンドみたいなのがどう動作するのかというと、


ブレーキレバーでワイヤーを引っ張ると
写真右側のようにキャリパーアームが閉じます。
センタープルの一種ですが、
アームの支点が近すぎてなかなか厳しい設計です。
外観のデザインを先に決めてしまったら
内部の機構はこれ以外なかった、ということでしょうか。

あと、デルタはとても短足
つまりアーチがとても小さいのも特徴ですね。


ブレーキシューの上下スライド範囲もほんのわずか。
で、これをカバーするためにボディ側に秘密があり、



フレームに取り付ける用のボルトが上下にスライドできます。
キャリパーの「股間」とタイヤとのクリアランスを確認しながら
キャリパーの高さ決める必要があります。

それでも短足には変わりないので、太いタイヤは履けません。


これ、タイヤで股間をこすった痕です。
タイヤを変えたら股間をチェックしましょう。

スプリンングは左右が独立した、とても小さいもので、


ボディー内部に完全に内蔵されます。
Croce d’Aune クローチェ・ダウネというグレードにも
デルタブレーキがありますが、
スプリングがボディの外にはみ出ているので見分けがつきます。

まだまだ話が長くなりそうなので、続きは次回へ。

Campagnolo C-RECORD デルタブレーキ&刻印パーツ来た!

パーツ組み替えのためお預かりしているチネリ・スーパーコルサ


このコに組み付けるパーツがオーナー様から届きました。
80年代 Campagnolo C-RECORD です。


わぉ!デルタブレーキ ^^ 1987〜8年頃のもの。


リアディレーラーは1984年頃の初期型、希少な刻印モデルです。



ペダルも80年代Cレコ、エアロデザイン。




ハブ、ヘッド、シフターはなんと未使用品!




クランクセット、BB、シートポストは元から付いていたものですが
どれも美品ですね。

いっやぁ〜、超豪華だぁ。うらやましぃ ^^

デルタブレーキなど USEDパーツはいい感じに汚れていますので、
じっくりオーバーホールします。

また、せっかくの希少高級パーツなので、
数回に分けて詳しくご紹介する予定です。

PELIZZOLI ペリ姫さまの里帰り

2年半ほど前に当店からお嫁に行った PELIZZOLI ペリッツォーリ。
通称「ペリ姫さま」 ^^





現在、メンテナンスのために当店へ里帰りしています。
大切にされているようで、相変わらずの美貌です。

いやぁそれにしても、すんごいかわいコちゃんだなぁ。
もともと数の少ない PELIZZOLI なので、
こんなきれいなコは後にも先にも見つかりません。

今回、だんな様のリクエストで、


ブレーキレバーをCレコから Super RECORD に変更しました。

総合的な点検とメンテナンスも完了して、
だんな様のお迎えを待っています。

CINELLI SuperCorsa チネリ・人妻スーパーコルサ

今回のネタはみなさんご存知、チネリ・スーパーコルサ
残念ながら当店の商品ではなくて、
お客様からメンテとパーツ組替えのためお預かりしたものです。




フレームは1990年製の Bianco perla(パールホワイト)。
パーツは95年製の Campagnolo RECORD をメインに、
クランクは89年製の C-RECORD です。

このままで十分魅力的なんですが、
なんと、
パーツを大幅に変更したい
とのご要望。
何に変えるのかって??
…それはまだ内緒にしておきましょう ^^;

主なパーツはお客様からお持ち込みされる予定ですが、
揃うまでにもう少しかかるそうなので、
先にフレームの整備だけ進めておくことにしました。
さっそく


一糸まとわぬ姿に。
いや〜ん、すっぽんぽんですぅ ^^

汚れをスッキリ落として、ぴかぴかに磨き上げました。
きれいになったら写真を撮りたくなります。









おー新品のごたるばい!
赤や銀もよかばってん、白もしゃれとうねぇ。
(興奮すると博多弁)

でもこのコ、すでに人妻です。残念!

さて、
パーツが入ってくるまで、このまましばらく焦らされます ^^;
この先の展開は、またいずれ。

Francesco MOSER 51.151 パーツ詳細

完成車準備中の F.MOSER


パーツの整備が完了しましたのでご紹介します。
消耗品を除き元々このフレームに組まれていたものです。

まずはメインパーツは最近何度もご紹介している
 Campagnolo TRIOMPHE トリオンフ。






美品揃い ^^ もちろんオーバーホール済みです。

TRIOMPHE については下記のブログで詳しくご紹介しています。
あわせてご覧ください。
TRIOMPHE オーバーホール
VICTORY と TRIOMPHE 兄弟比較



ハンドルは 3ttt GRAND PRIX です、ステムも 3ttt RECORD
ステムには “F MOSER” の刻印付き


サドルも 3ttt。キズはありますがツヤツヤ。
貴重な当時物ですから大事に使いたいです。


リムは AMBROSIO チューブラー。
古いリムセメントを除去しポリッシュ済み!
DT Swiss 新品スポークでキラキラホイールを組みます。


フリーホイールは REGINA ORO、14〜24T の使いやすい歯数です。
例によって金ピカOROは退色して見かけはちょっとアレですが、


オーバーホールでスッキリ、軽快な動作と音です。

現在、鋭意組み上げ中
お楽しみに!

Campagnolo VICTORY と TRIOMPHE 兄弟比較

完成車準備中の F.MOSER のメインパーツ、


Campagnolo TRIOMPHE トリオンフ。
80年代のCレコ期初期のグループセットで、
RECORD > VICTORY > TRIOMPHE と3番目のグレード。
主に完成車メーカー向けに供給されていたという事もあって、
日本ではなかなかお目にかからないですね。

で、同じ時代の一つ上の兄貴分


この VICTORY とは双子のようによく似ています。
VICTORY の詳細はこちらのブログでご紹介しています)
しかも、
VICTORY“,”TRIOMPHE” どちらも「勝利」を意味する語です。

で、手元にあるせっかくの機会ですので、
この VICTORY と TRIOMPHE をよく比べてみたいと思います。
(以下、横に並べた写真では左側が VICTORY です)

まずはギヤクランク。


ギヤ板は共通(BCD=116mm)ですが、
アーム部分の形が違い、TRIOMPHE の方が「星型★」です。
VICTORY はクランクとアームが滑らかにつながっているのがキレイ。

また、BB軸へ取り付けるクランクボルトが


VICTORY はCレコクランクと同じワンキーリリース式ですが、
TRIOMPHE は普通のボルトでダストキャップも正ネジ。

リアディレーラーは


どちらも「角形のCレコ」的デザインでよく似ていますが、
ピボット&テンションボルトの形状の違いで見分けがつきます。

ちなみに写真の個体は、
推定87年製の Nuovo VICTORY、と推定84年製の TRIOMPHE
プーリーケージやアジャストボルトの形状、プーリーの色などにも
違いが見られますが、
TRIOMPHE も87年頃に Nuovo TRIOMPHE にアップデート
されると、これらの違いも VICTORY と共通化されます。

機能的なところでは


VICTORY には取付け角度を変えられる機構がありますが、
TRIOMPHE にはありません。

フロントディレーラーはほとんど同じで、
直付けタイプだと見分けるのが難しいのですが、
バンド締めタイプだとわかりやすいです。


VICTORY にはバンドの蝶番が2つあります。
このほうが締めつけた時に塗装に傷をつけにくいという工夫です。
TRIOMPHE は従来通り蝶番が一つだけ。

シフトレバーがまた微妙。


VICTORY
 は完全に並行ストレートで、
TRIOMPHE は先端が少し広がっていて、50周年レバーに近い形状。
どちらもとってもシンプルですね。

ブレーキは写真ではわかりにくいのですが、


TRIOMPHE はアーチ部分の断面が「なだらかなかまぼこ型」で、
旧来の Super/Nuovo RECORD や GRAN SPORT に近い形状です。
また、軸先端のナットが TRIOMPHE は袋ナットではありません。

ブレーキレバーはひと目でわかります。


VICTORY には細かい穴が多数ありますが、
TRIOMPHE には穴がありません。
従来の Super RECORD と Nuovo RECORD の関係と同じです。
ブラケットのフードの色が違いますが、
マイナーチェンジで TRIOMPHE のフードも白になります。

ヘッドパーツは


VICTORY には帯状の刻印 “BREV CAMPAGNOLO…” があり、
TRIOMPHE はのっぺらぼうで、ややキノコ型。
スタックハイトは(正確には測っていませんが)ほぼ同じ。

シートポストは基本的に同じものです。


CROCE D’AUNE、CHORUS、ATHENA などでも使われる、
80年代後半におけるカンパのスタンダード。
製造時期によって盾型ロゴの彫りの深さが違うこともあります。

ハブは、本体は全く同じものですが、


クイックリリースのカップとナットだけ形状が違います。
(左側が VICTORY
こんなん同じものでいいじゃん、とか思うけど ^^

ペダルは残念ながら実物がありません。


TRIOMPHE
(下側)の方がスニーカーでも踏みやすそうな感じ。

====
この TRIOMPHE
3番目のグレードとはいえ、見た通り VICTORY との差は小さく、
機械的な作りはもちろん仕上げなどの質もとても良いです。
オーバーホールして組み直してみると、なおさらよくわかります。
おそらく大したコストダウンにはなっていません ^^;
そこがこの時代の「カンパの美味しいところ」かもしれませんね。

Campagnolo TRIOMPHE オーバーホール

完成車準備中の F.MOSER


メインパーツ、
Campagnolo TRIOMPHE トリオンフを完全に分解バラバラ、
オーバーホールしました。


全部並べると、なかなか壮観です ^^







ご覧の通り、キズやスレも少ない上物です。
ちなみにステムは 3ttt RECORD で刻印付き。

で、仕上がりました。











きゃー、いいっすねぇ!!
しかも刻印パーツがたくさん!


クランクと前後ハブは84年製だとはっきりわかります。
他のもセット一式で同じ年でしょう。
84年は Moser がアワーレコードを樹立したまさにその年ですから


“51.151”の刻印には「熱い」ものを感じますね

ちなみに、Campagnolo TRIOMPHE は、
80年代のCレコ期初期のグループセットで、
RECORD > VICTORY > TRIOMPHE と3番目のグレード。
主に完成車メーカー向けに供給されていたため、
日本にはごく少量しか入ってきていないと思います。
「知らなかった」
「実物は見たことがない」
という方も多いのじゃないでしょうか。

で、お気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、
先日詳しくご紹介した兄貴分 VICTORY とよく似ていますね。


これが TRIOMPHE で、


これが VICTROY 。
間違われることも多いですが、それも無理はないでしょう。

せっかくの機会ですから、
次回、VICTORY と TRIOMPHE の比較をしてみたいと思います。

Campagnolo VICTORY シートポスト・ヘッド・BB

80年代のカンパニョーロ・ヴィクトリーの最終回。
シートポスト、ヘッドパーツ、BBについてです。

まずはシートポスト。


VICTORYエアロ形状、アーレンキーでの一本締め
Cレコ期らしいスムーズな造形です。


GRAN SPORT/Nuovo RECORD は古風な二本締めでしたから、
大きな変化ですね。
二本締めタイプは、使い方はちょっと面倒だけれど、
しっかり締め込めて角度は無段調整。
なによりあのカタチが好きなので、無くなったのは少し残念。

エアロ形状だとサドルを下げられずに困ることもあるので、
一本締めでも非エアロタイプのが欲しかったところです。

お次はヘッドパーツ。


スチール製のまぶしいクロームめっき。
ベアリングのボールはΦ3/16″のリテーナー付き。
GRAN SPORT はΦ5/32″のバラ玉でした)



左は Nuovo RECORD、右は VICTORY
見た目も中身も Nuovo RECORD の後継モデルと言えます。
スタックハイトもほとんど変わらないので、
Nuovo RECORD の代替品としても使うのにもいいでしょう。
クラシックなスタイルを残してくれたのは、ありがたいことです。

最後はボトムブラケット。


従来通りのスクエアテーパーとカップ&コーンですが、
軸長が短くなっています。
フロントダブル用の軸で、


Nuovo/Super RECORD, GRAN SPORTは 113mmか115.4mm
C-RECORD, VICTORY では109mmになりますので、
クランクとBBの組み合わせにはご注意を。

====
さて、
5回に渡って VICTORY のネタで引っ張ってきました ^^;
が、これで一応完結です。
ハブとペダルについては手元にないので、また次の機会にでも。

80年代半ば、C-RECORD でデザインが一新しましたが、
VICTORY はやや保守的というか、
オールドカンパのスタイルを残している部分も多々あり、
安心感のようなものがあるなぁ、とあらためて思いましたね。
完成車を仕立てる際になるべくまとめて使いたいと思います。