★新着情報 COLNAGO SPORT 1970s

1970年代末頃の COLNAGO SPORT のフレームが入荷しました。

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COLNAGO SPORT は、当時のコルナゴの一般ユーザ向けグレードです。
同じ時代の COLNAGO SUPER と比べてみると、
ラグの肉抜きやシートステイのデザイン変更、クラウンの刻印やBBの肉抜きの省略
などで上位モデルとの差別化を図っていますが、
フォークの脚線美はもちろん、ラグワークも美しく、安っぽさはありません。
上位モデルに負けない精悍なプロポーションを見せています。

チューブの銘柄はステッカーなどが無く不明ですが、
SPORT の他の個体ではコロンバスの AELLE や ZETA が使われているものをよく見ますので、
そのクラスの物が使われていると思われます。

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エンドは前後ともGIPIEMME製のしっかりしたものです。

ペイントはオリジナルのようです。
表示環境によっては、シルバーやゴールド、あるいはベージュの様に見えるかもしれませんが、
実物はやや緑がかっており、「オリーブ・メタリック」に近いと思います。
高級感のある、とてもいい色だと思います。これはぜひ見てもらいたいです。

サイズは、シートチューブ約550mm(C-C),トップチューブ約540mm(C−C)。
トップチューブがやや短めのスケルトンですね。
一見、大きなフレームに見えますが、乗れる方は案外多いのでは。

コンディションは経年のわりには良い方だと思います。
小キズ、小サビ、デカールの剥がれなどそれなりにありますが、
ヘコミなどのダメージはもちろん無く、

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BB内部などを見てもとても健全です。

なお、このコは完成車にして販売する予定です。
パーツは、カンパの VICTORY あたりをメインに…などと楽しく悩んでいますが、
あまり高価な物にするつもりはありません。
パーツの集結はまだこれからなので、しばらくお待ちください。

ご興味のある方はご連絡を。

では

Campagnolo リアディレーラーのオーバーホール

今回は長編です。
パーツのオーバーホールをしている工程を写真に撮りましたので紹介します。
作業中はオテテが汚れや油でギトギトなので、カメラを触るのはツライのですけどね。

で、ターゲットはこのコ

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Campagnolo・Super Record リアディレーラーです。
厳密には Nuovo Super Record あるいは Super Record Second Generation ですね。

この写真は、すでにフィルタークリーナーでジャブジャブ洗った後なので、
ぱっと見、キレイですが、

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プーリー周りやパンタ内側にこびりついた物が残っていますね。
内部もそれなりに汚れていると思います。
でも、全体的にキズも少なく、これはべっぴんさんになりそうです。^^

では、バラしましょう。
どこから始めるかは特に決まりはないと思いますが、

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まず、プーリーケージのストッパーボルトを外して、テンションを解放します。

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プーリーも外しちゃう。

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プーリーの構造はとてもシンプルなブッシュ式。

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プーリーケージには、テンションスプリングを引っ掛ける穴が2つ空いています。
テンションの強さを変えられるようになっているのですが、
特に変える理由がなければ、現状どちらを使っているのか覚えておきます。

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では本丸を攻めます。

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バラしながら、良く観察して構造や部品の向きなどを覚えておきます。
うん、まずまず汚いですね。まぁマシなほうです。

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パンタグラフの可動範囲を調整するボルトを外します。

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ボルトの長さは2本とも同じですが、スプリングの長さはロー側とトップ側で違います。

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リターンスプリングを外します。
(比較的新しい個体は、リターンスプリングが外せない構造になります)

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全部バラバラになりました。
ここから、ちっちゃいパーツをひとつひとつ洗浄していきます。

洗浄のやり方には、いろいろノウハウや流儀があるでしょうが、

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こういう細かい部品の場合、私は、
揮発性の低いディグリーザーを小瓶に分け、筆につけて「こちょこちょ」してあげます。
細かい凹凸や、指の入らない狭いところもきれいにできますよ。
筆は安物で十分。コシの強いのが使い易いです。
(なおゴム手袋を使った方がいいです)
頑固な汚れには洗浄力の強いディグリーザーや硬いブラシも使い分けます。

洗浄後は必ず防錆オイルを塗布します。
パンタグラフの蝶番の部分には潤滑オイルをさしておきます。

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はい、きれいになりました。
きっもちいー。
サビがあればその対処も必要ですが、このコはその必要がありませんでした。
いつもこうだといいのですが。

ここまでで十分な達成感があるのですが ^^;
組立てましょう。
・ネジ部
・金属同士が擦れ合う部分
・錆びやすいところ
を重点的にグリスをケチらず使って、元の通りに組み立てます。

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頻繁に開けるところではないので、グリスはたっぷり目に。

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リターンスプリングを戻す時に一瞬緊張します。けっこう強い力を加えるので。

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プーリーの軸や溝にもグリスをすりこみます。

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プリーを取付けて

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調整ネジやシフトワイヤの固定ネジも元通りに。
(調整はフレームに実装する時にすればよいので、ここでは適当でOK)

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プーリーケージをテンションがかかるところまでねじった状態で、
ストッパーボルトを付けます。

なお、この変速機はシングルテンション式なので、
ピボットボルト(エンド側の大ボルト)は、カポっとはめるだけです。
ここのグリスはフレームに取付ける際に塗ればよいので、今は不要です。

組み上がったら、クネクネクルクルいじり回して動きを確認し、
きれいなウエスで余分なグリスをしっかり拭き取ったらー

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はい、出来上がり!
カンパのRDは構造がシンプルでメンテナンス性がいいので大好き。

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おお、すごいべっぴんさんじゃぁ!
しばし、見とれてしまいます。
PATENT-78 の37歳とは思えませんなぁ。
菊川怜、小西真奈美、椎名林檎と同級生だそうです。はい全然オッケー。^^

では

チネリ CINELLI ステムに小判、または真珠

前回、チネリのドロップバー Campione Del Mond について書きました。
今回はその流れで、同じくチネリの 「1A」ステムについてです。

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とにかくこれ以上ないくらいシンプルな1Aステム。
私のお気に入りです。

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バークランプ機構が内蔵されている1Rステムの方がカッコよかばい、
という方も多いかと思いますが、
基本的に「細身で控えめ」なのが私の好みです。^^

その1Aステムの突出し100mmの物が、新旧2本あります。

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右側のが70年代末頃の「MILANO 小判型」の刻印があるもの、
左側のが80年代前半の「フライングC」の刻印があるものです。

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フライングCのロゴデザインも十分洒落てるんですけど、
ビンテージ感としては小判型が上でしょう。
“MILANO”という地名にもブランドを感じるのはミーハーでしょうか?

でも、全体の姿カタチには全く違いがないように見えます。
それじゃ話は盛り上がりませんけど、変わらないのがいいんです。

なお、前回と今回の投稿で紹介したチネリのバーやステムは、
全てクランプ径が26.4mmの旧い規格(チネリ独自規格)の物です。
いつのころからかチネリも一般的な26.0mm規格に変わり、中古市場で混在しています。
目視じゃ分からない僅かな差ですが、基本的に互換性は無いので要注意です。


チネリ1Aステムに対抗できる国産パーツの筆頭は「日東パール」でしょう。

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現在も販売されていて、
先日、深緑のCASATIで80mmのが欲しかったので新品を使いました。
なぜか「NP」という商品名(NITTO PEARL の略だよね?)になっていて、
側面の刻印も上の写真のように素っ気ないのに変わってしまいましたが、
美しいカタチと仕上げ、品質は昔と変わらないように思います。
有難いことです。

日東パールといえば、
昔はいくつもバリエーションがあって、全ては把握できませんが、

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例えば、側面に太いミゾが彫ってある「パールG」というのがありました。
写真は私の自家用車で、パールGをかれこれ37年間ほど使い続けています。^^
パールGは、今や結構なレアパーツになっているようです。
当時はそんなに珍しい物ではなかったと思うのですが、
所有者の方は、私のように長く愛用していて手放さないのかもしれません。

汗でボルトが錆びないようになど気をつけていれば、ステムは長持ちします。
廉価品でも高級品でも機能や性能にはほとんど差はありませんが、
やはり気に入った物を手に入れて長く使うのが楽しいですね。

では

チネリ CINELLI ドロップバーには騎士の紋章

ビンテージ・ロードバイクでは鉄板&人気のチネリのドロップバー。
なかでも私のお気に入りは Campione Del Mond というモデルです。

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同じくチネリの 1A ステムとの組み合わせが好きですね。
一見、地味な感じもしなくはないですが「それでいいのだ」。

その Campione Del Mond が新旧2本あります。

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手前のが70年代後半の「騎士の紋章」の刻印があるもの、
奥が80年代前半の、現在でもおなじみ「フライングC」の刻印があるものです。

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新旧、ずいぶん雰囲気が違いますね。
旧車ファンに人気があるのはやはり「騎士の紋章」でしょう。
紋章の歴史的な背景などは分からなくても、なにやらカッコいいです。
これを「鉄仮面」と呼んでいる人もいますね。

ついでに、もう一種類、旧いチネリのバーが。

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Criterium という人気モデルで、70年代の物です。
ピストバーのように肩のアールが大きくて、積極的に下ハンを握ってがんばる人向きですかね。

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このバーには左右両方に騎士がいらっしゃって、倍のお得感があります。^^

カッコいいモノは、日本のメーカーもマネしたくなる。

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日東 Mod.55 の騎士紋章。
んー、本場もんに比べると、やや迫力に欠ける気がする?
日本の戦国時代の甲冑(具足)をデザインすれば良かったんでは?

—-
さて、話を戻して、最初にお見せした新旧2本の Campione Del Mond。
どちらも幅は400mm(c-c)の品なので、形状は全く同じなのかと思いきや、
よく比べると少し違いがありました。

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左側が「フライングC」、右側が「騎士」。
カットしたわけでも無いのにフライングCの方が下ハンがずいぶん短いです。

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手前が「フライングC」、奥が「騎士」。
騎士の方が高い、つまりドロップが少し深いです。

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でも、全体的なカーブの特徴は同じ。大きな半径で素直なカーブです。
これはこのモデルのアイデンティティですからね。

チネリはロングセラー商品でも形状のマイナーチェンジをしていたんですね。
理由は分かりませんが、その時代のトレンドみたいなのがあったのでしょう。
微妙な違いですが、実車に取付けると、やはり騎士の方が大振りでクラシックに見えると思います。
現在、Giro D’Italia や Criterium などは新品の復刻版が手に入りますが、
これらも旧い物とは微妙に形状が違うのかな?
そのうち機会があったら確認してみます。

では

★BOTTECCHIA 1979 販売開始!

おまたせしました。
黒の BOTTECCHIA 1979、カンパ・スーパーレコード組みで販売開始です!

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かのサロンニ選手が1979年にジロで優勝した頃の、
SCIC-BOTTECCHIA チーム仕様のフラッグシップモデルが見事復活を遂げました。
均整の取れた、実に美しい立ち姿。
プロチーム仕様車らしい存在感と貫禄を感じさせます。
貴方らしいスタイルで乗りこなしてください!

詳細は商品ページをご覧ください。

辻堂海浜公園にて

商品の屋外での写真撮影は、たいてい近所の辻堂海浜公園とその周辺でやっています。
辻堂海浜公園は、

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広い芝生広場

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交通公園のほか
花壇、グラウンド、夏はプール、季節ごとのイベントなどもあり、
家族連れなどでにぎわうとても素敵な公園です。
辻堂海浜公園公式HP:http://www.kanagawa-park.or.jp/tujidou/

私の定番の撮影ポイントは、公園の西側にある国道134号線を渡る陸橋です。

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今日は台風の影響か波が高め。
公園の駐車場に車を停めて、サーフィンを楽しむ方も多いですね。
私は塩水に浸かると体が溶けるのでサーフィンはしませんが、
バーベキューを時々このへんの浜でやっています。

 

さて、いつものように公園で自転車の写真撮影をしていると、
60才代くらいの男性に「いいですねー」と声をかけられました。

しばらく立ち話をしたのですが、
この方、Nさんは機械設計製作を生業とされていて、
かつてはミヤタで自転車フレームの生産技術を担当されていたとのこと。
量産モデルのライン向けにはロウ付け作業を大幅に自動化する設備を開発し、
オーダーフレーム向けには様々なスケルトンに対応するために工夫を凝らした設備を開発。
欧州のプロチームにフレームを供給していた頃の苦労など、
大変興味深いお話をたくさんお聞きする事ができました。
ミヤタは現在でもスチールロードを小規模ながら製造していますが、
Nさんは現在も浅からぬ繋がりがあるとのことです。
そのスジのオーソリティー、日本のモノ作りを支えてこられた方でした。

いっやー、思いがけずすばらしい出会いがありました。
私の商いに励ましのお言葉までいただきました。
ラッキーな日でした。

CASATI 1970s・Campagnolo 完成!

カンパ・スーパーレコード&ヌーボレコード組みの完成車でのオーダーを頂いていた
深緑のCASATI、完成しました。

このフレームは、シートチューブが約500mmに対しトップが約540mmという
少々クセのあるスケルトンでしたので、
ステム長とハンドルバーのリーチが短めの物を選択しました。
幸い、オーナー様は横浜にお住まいの方でしたので、
8分組の状態の時にご来店いただき、実車にまたがってサイズを確認。
80mmの日東パールステムと、リーチ65mmの日東Mod.104バーの組合せで決定しました。
アウターケーブルとバーテープの色もオーナー様のお好みで決定。
こうしてお客様と対話しながら進めていくのは、私としても望むところです。

サイズの合う埋込み式のシートピンがなかなか見つからない、
雨が続いて何日も走行テストができなかったなどでお待たせしましたが、
完成した姿がこれです!

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おおっ、まるで新車のようです!!
文句無しのべっぴんです。
上品さと、これぞビンテージという貫禄が感じられますね。

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70年代末の CASATI Perfection が素晴しいコンディションで復活しました!
結構スゴイ事です!

せっかくなので、商品ページに完成車の写真を追加します。

では

鵠沼は今日も雨ぇだった〜

深緑の CASATI と、黒い BOTTECCHIA

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どちらも、もうとっくに組み上がってはいるのですが、
このところずっと天気が悪くて、実走行テストができないまま…。

以外に、天気に左右される商売だなぁ。

でも明日からはすこし天気が良くなるらしい。
屋外で写真も撮らなきゃ。

では